Sun Enterprise 10000 Domain エラーメッセージ

PSM エラーメッセージ

システムログおよび SSP アプリケーションに送信される PSM エラーメッセージの一覧を以下に示します。

表 2-4 PSM エラーメッセージ

エラーメッセージ 

推定される原因 

対処方法 

1 SFDR_ERR_INTERNAL

内部ドライバに問題が発見されました。 

なし 

2 SFDR_ERR_SUSPEND

デバイスの保存停止に失敗しました。 

なし 

3 SFDR_ERR_RESUME

保存停止したデバイスの復元再開に失敗しました。 

なし 

4 SFDR_ERR_UNSAFE

停止している安全ではないデバイスを参照したため、オペレーティングシステムの休止に失敗しました。 

ドメイン内にある安全でないデバイスの入出力の使用法を確認し、安全でないデバイスを手動で停止します。 

5 SFDR_ERR_UTHREAD

ユーザースレッドを停止できませんでした。 

操作を再試行します。エラーが続く場合は、 kill(1) コマンドを使ってプロセスの停止を試みます。

6 SFDR_ERR_RTTHREAD

リアルタイムスレッドを停止できませんでした。 

操作を再試行します。エラーが続く場合は、 kill(1) コマンドを使ってプロセスの停止を試みます。

7 SFDR_ERR_KTHREAD

カーネルスレッドを停止できませんでした。 

操作を再試行します。エラーが続く場合は、 kill(1) コマンドを使ってプロセスの停止を試みます。

8 SFDR_ERR_OSFAILURE

カーネルは、DR ドライバ用の DR 操作を適切に処理していません。 

なし 

9 SFDR_ERR_OUTSTANDING

以前の DR ドレイン操作に起因するエラーが DR ステータスコマンド経由で報告されていないため、ioctl() が失敗しました。

操作を再度実行します。 

11 SFDR_ERR_CONFIG

現在のシステム構成では、DR 操作を実行できません。 

/etc/system ファイルをチェックして、メモリー切断を可能にします。

12 SFDR_ERR_NOMEM

メモリーが不足しています。 

なし 

13 SFDR_ERR_PROTO

プロトコル障害 

なし 

14 SFDR_ERR_BUSY

デバイスは使用中です。 

デバイスの I/O 使用状況をチェックして、このエラーの原因 (たとえば、マウントされたファイルシステムまたは AP デバイスへの最後のパス) を判定します。可能であれば、手動でシステムを調整してこのエラーを訂正します (たとえば、ファイルシステムのマウント解除)。エラーの原因が明確でない場合は、購入先にお問い合わせください。 

15 SFDR_ERR_NODEV

デバイスが存在しません。 

なし 

16 SFDR_ERR_INVAL

無効な引数と操作のいずれかまたは両方 

なし 

17 SFDR_ERR_STATE

無効なボード状態 (遷移) 

なし 

18 SFDR_ERR_PROBE

ボード用の OBP ノードのプローブに失敗しました。 

なし 

19 SFDR_ERR_DEPROBE

ボード用の OBP ノードのデプローブに失敗しました。 

なし 

20 SFDR_ERR_HW_INTERCONNECT

相互接続ハードウェアが失敗しました。 

なし 

21 SFDR_ERR_OFFLINE

CPU をオフラインにすることに失敗しました。 

なし 

22 SFDR_ERR_ONLINE

CPU をオンラインにすることに失敗しました。 

なし 

23 SFDR_ERR_CPUSTART

CPU の開始に失敗しました。 

なし 

24 SFDR_ERR_CPUSTOP

CPU の停止に失敗しました。 

なし 

25 SFDR_ERR_JUGGLE_BOOTPROC

クロック信号 CPU の移動に失敗しました。 

なし 

26 SFDR_ERR_CANCEL

RELEASE 操作の取消しに失敗しました。 

ドレイン操作の完了後に Abort Detach 操作を再実行します。