Sun Enterprise 10000 Domain エラーメッセージ

DR のドメインシステム調査エラーメッセージ

システム調査エラーメッセージの一覧を以下に示します。これらのメッセージは、システムログと SSP アプリケーションのいずれかまたは両方に送信されます。

表 2-6 DR のドメインシステム調査エラーメッセージ

エラーメッセージ 

推定される原因 

対処方法 

Cannot open /etc/driver_aliases; dr_daemon may not operate correctly without driver alias mappings . . . errno_description

DR デーモンが、ドメイン内のデバイスの切断可能性および使用法について不正な決定をしました。これは、致命的なエラーではありません。 

errno_description を参照して、エラーの原因を分析し、エラーの訂正を試みます。オープンしようとしたファイルへの不正なアクセス権または何らかの資源の制限を検出します。エラーを訂正した後に、DR デーモンを停止し、その後再起動して、ドライバエイリアスマッピングの読み取りを再度試みます。

Cannot open mnttab (errno=errno_value)

mnttab ファイルを開いてどのファイルシステムがマウントされたかを検査できない場合は、DR デーモンは切断可能性テストを通過させることはできません。テストが停止しない場合は、マウントされたファイルシステムをドメインから切断できます。

errno_value を使ってこのエラーの原因を分析し、エラーの訂正を試みます。DR デーモンが資源の制限を検出した可能性があります。その場合は、デーモンを停止してから再起動します。また、DR デーモンのサイズもチェックします。DR デーモンのサイズは 300 〜 400 KB の範囲内になければなりません。範囲外の場合は、デーモンを停止してから再起動します。

Cannot open socket (errno=errno_value)

 

このエラーメッセージは、システムログだけに送信されます。 

DR デーモンは、ネットワークデバイスをオープンできませんでした。使用状況をテストするため、すべてのネットワークデバイスがオープンされます。 

errno_value を使ってこのエラーの原因を特定します。DR デーモンが資源の制限を検出した可能性があります。その場合は、デーモンを停止してから再起動します。また、DR デーモンのサイズもチェックします。DR デーモンのサイズは 300 〜 400 KB の範囲内になければなりません。範囲外の場合は、デーモンを停止してから再起動します。ドメインでこのエラーが引き続き表示される場合、またメモリーリークの兆候が見られる場合は、エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。

get_cpu_bindings: can't access /proc filesystem [non-fatal].

/proc ファイルシステムを開くことができませんでした。DR デーモンがドメインを調査して、ボードの CPU 情報を判定する際に、/proc ファイルシステムを検査して、どの PID が (存在する場合) ボード上の CPU に結合されているかを判定します。結合プロセスは、ボードの切断可能性にマイナスの影響を与えます。プロセスが CPU に結合されている場合は、完全な切り離し操作は失敗します。

/proc ファイルシステムにアクセスできない理由をチェックします。ドメイン内でプロセスバインディングおよびプロセッサセット管理プログラム、またはプロセッサ管理プログラムを使用して、ボードの CPU 情報を手動で判定できます。

get_mem_config: couldn't determine total system memory size; only 1 board counted [non-fatal].

DR デーモンによる総メモリー容量の計算時にレポートできたのは、選択されたボード上のメモリー容量だけでした。これは、drshow board_number mem コマンドによりレポートされたシステムメモリーフィールドの値が不正確であることを意味します。総メモリー容量を計算できない場合は、値が不正確であるために切り離し操作時のボード適性はマイナスの影響を受けます。このため、ドメインからボードを削除することによる影響も予測できません。

DR デーモンおよびドライバを停止してから再起動します。この問題に関する情報をシステムログからできる限り収集し、報告してください。時間の経過とともにメモリーリークが発生した可能性もあります。ps(1) コマンドを使って DR デーモンのサイズをチェックしてください。サイズは 300 〜 400 KB の範囲内であるはずです。DR デーモンのサイズがこの範囲内にない場合は、DR デーモンおよびドライバを停止してから再起動してください。

get_net_config_info: interface_name no address (errno=errno_value)

ifconfig(1M) コマンドを使って構成されたネットワークインタフェース情報の取得中に、DR デーモンが障害を検出しました。

errno_value を使ってこのエラーの原因を特定し、エラーを訂正します。

getmntent returned error

マウントポイントエントリを適切に検出できなかったために、getmntent(3c) システムコールが失敗しました。原因として、マウントされたファイルシステムがドメインから切断されたことが考えられます。

mnttab ファイルの破損の可能性があります。ファイルが破損している場合は修復します。また、DR デーモンが資源の制限を検出した可能性があります。その場合は、デーモンを停止してから再起動します。DR デーモンのサイズもチェックします。DR デーモンのサイズは 300 〜 400 KB の範囲内になければなりません。範囲外の場合は、デーモンを停止してから再起動します。ドメインでこのエラーが引き続き表示される場合、またメモリーリークの兆候が見られる場合は、エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。

Host addr for interface_name not found (h_errno=errno_value)

アクティブな各ネットワークデバイスのテストに必要なファイルが存在しないか、壊れています。ネットワークデバイスの検査の際、アクティブな各ネットワークデバイスが、ドメイン用の主ネットワークインタフェースであるかどうかの判定テストが行われます。どのアクティブネットワークデバイスがドメインの主ネットワークインタフェースであるかを判定できない場合は、DR デーモンは切り離し可能性テストを通過させません。 

errno_value を使ってファイルが存在するかどうか、またはファイルが壊れているかどうかを判定し、必要に応じてエラーを訂正します。ファイルの名前は、/etc/hostname.interface_nameinterface_name にはエラーメッセージに表示されたインタフェース名が当てはまります。

Host address field for interface_name is null!!

主インタフェース (interface_name) の IP アドレス が正しく設定されていません。ネットワークデバイスの検査の際、アクティブな各ネットワークデバイスが、ドメイン用の主ネットワークインタフェースであるかどうかの判定テストが行われます。どのアクティブネットワークデバイスがドメインの主ネットワークインタフェースであるかを判定できない場合は、DR デーモンは切り離し可能性テストを通過させません。

ドメインのネットワーク設定を再構成します。ネットワークデバイスを構成するために、ドメインの再起動が必要な場合もあります。 

Host address for interface_name must be internet address.

アクティブな各ネットワークデバイスのテストに必要なファイルの値またはネットワークアドレスが正しくない可能性があります。ネットワークデバイスの検査の際、アクティブな各ネットワークデバイスが、ドメイン用の主ネットワークインタフェースであるかどうかの判定テストが行われます。どのアクティブネットワークデバイスがドメインの主ネットワークインタフェースであるかを判定できない場合は、DR デーモンは切り離し可能性テストを通過させません。 

主ネットワークインタフェースのホスト名ファイルに、適切な形式 (つまり、xxx.xxx.xxx.xxx) で IP アドレスが含まれていることを確認します。ファイル名は、/etc/hostname.interface_nameinterface_name にはエラーメッセージに表示されたインタフェース名が当てはまります。

I/O bus device tree not built.

このエラーメッセージは、libdevinfo API がシステムボード用のデバイスツリーの構築に失敗したことを示す DR Error: device tree not built エラーメッセージに関する追加情報として表示されます。

DR Error: device tree not built エラーメッセージを参照してください。

minor_walk: failed to build net leaf.

このエラーメッセージは、libdevinfo API がシステムボード用のデバイスツリーの構築に失敗したことを示す DR Error: device tree not built エラーメッセージに関する追加情報として表示されます。このメッセージは、libdevinfo API が非ネットワーク用ノードのマイナーデバイスの検索を開始したことを示します。

DR Error: device tree not built エラーメッセージを参照してください。

minor_walk: failed to build non-net leaf.

このエラーメッセージは、device tree not built エラーメッセージに関する追加情報として表示され、libdevinfo API が非ネットワーク用ノードのマイナーデバイスの検索を開始したことを示します。

DR Error: I/O bus device tree not built エラーメッセージを参照してください。

Partition partition_name does not have parent.

デバイスツリーに親デバイス (パーティションが属するディスクなど) を持たないディスクパーティションが含まれるためにエラーが発生しました。 

デバイスが不良であるか、または再起動が必要です。このエラーが引き続き表示される場合は、この問題に関する情報をシステムログからできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。 

Recursive symlink found `symbolic_link_name'. Please remove it.

DR デーモンが /dev および /devices ディレクトリを探索中にシンボリックリンクを発見しました。その中に、再帰ループを形成するシンボリックリンクが存在します。DR デーモンがこれらのディレクトリのどれかにシンボリックリンクを発見すると、切り離し可能性テストを通過させません。

シンボリックリンクを削除して、テストを再度実行します。 

swapctl SC_GETNSWP failed (errno=errno_value)

swapctl(2) システムコールが失敗しました。このシステムコールは、スワップ空間として使用中のディスクパーティションの識別に使用されます。スワップパーティションの使用を識別できない場合は、DR デーモンは切断可能性テストを通過させません。

errno_value を使ってこのエラーの原因を分析します。swapctl(2) のマニュアルページおよび errno_value を使ってコマンドが失敗した原因を特定します。DR デーモンが資源の制限を検出した可能性があります。その場合は、デーモンを停止してから再起動します。また、DR デーモンのサイズもチェックします。DR デーモンのサイズは 300 〜 400 KB の範囲内になければなりません。範囲外の場合は、デーモンを停止してから再起動します。ドメインでこのエラーが引き続き表示される場合、またメモリーリークの兆候が見られる場合は、エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。

Unable to find cwd errno_value

DR デーモンが、現在の作業用ディレクトリを保存できませんでした。デーモンは、/dev および /devices ディレクトリ内に移動して、デバイスドライバに対応する実際のパス名を作成します。

getcmd(3c) のマニュアルページおよび errno_value を参照して、このエラーの原因を特定し、エラーを訂正します。

Unable to find the cwd errno_value

DR デーモンが、ドライバのディレクトリ名を特定できませんでした。/dev および /devices ディレクトリ内に移動して、デバイスドライバに対応する実際のパス名を作成します。

getcmd(3c) のマニュアルページおよび errno_value を参照して、このエラーの原因を特定し、エラーを訂正します。

Unable to get swap entries (errno=errno_value)

swapctl(2) システムコールが失敗しました。このシステムコールは、スワップ空間として使用中のディスクパーティションの識別に使用されます。スワップパーティションの使用を識別できない場合は、DR デーモンは切断可能性テストを通過させません。

swapctl(2) のマニュアルページと errno_value を使ってこのエラーの原因を分析し、訂正を試みます。DR デーモンが資源の制限を検出した可能性があります。その場合は、デーモンを停止してから再起動します。また、DR デーモンのサイズもチェックします。DR デーモンのサイズは 300 〜 400 KB の範囲内になければなりません。範囲外の場合は、デーモンを停止してから再起動します。このエラーが引き続き表示される場合、またメモリーリークの兆候が見られる場合は、エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。

Unable to lstat devlink_file errno_value

lstat(2) システムコールが devlink_file にアクセスした際に障害が発生しました。devlink には /dev ディレクトリ内のシンボリックリンク名が当てはまります。

lstat(2) のマニュアルページと errno_value を使ってこのエラーの原因を分析します。DR デーモンが資源の制限を検出した可能性があります。その場合は、デーモンを停止してから再起動します。また、DR デーモンのサイズもチェックします。DR デーモンのサイズは 300 〜 400 KB の範囲内になければなりません。範囲外の場合は、デーモンを停止してから再起動します。ドメインでこのエラーが引き続き表示される場合、またメモリーリークの兆候が見られる場合は、エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。

Unable to open hostname_file (errno=errno_value)

アクティブな各ネットワークデバイスのテストに必要な情報を取得できません。ネットワークデバイスの検査の際、アクティブな各ネットワークデバイスが、ドメイン用の主ネットワークインタフェースであるかどうかの判定テストが行われます。どのアクティブネットワークデバイスがドメインの主ネットワークインタフェースであるかを判定できない場合は、DR デーモンは切断可能性テストを通過させません。 

open(2) のマニュアルページおよび errno_value を参照して、このエラーの原因を分析し、エラーの訂正を試みます。不正なファイルのアクセス権または存在しないファイルを見つけます。hostname_file 値は、/etc/hostname.ifname という名前のファイルで構成されています。ifname には、デバイス名 (hme0le0 など) が当てはまります。

Unable to read host name from hostname_file

アクティブな各ネットワークデバイスのテストに必要なファイルを読み取れません。ネットワークデバイスの検査の際、アクティブな各ネットワークデバイスが、ドメイン用の主ネットワークインタフェースであるかどうかの判定テストが行われます。どのアクティブネットワークデバイスがドメインの主ネットワークインタフェースであるかを判定できない場合は、DR デーモンは切断可能性テストを通過させません。 

ファイルのアクセス権が適切であること、およびファイルが壊れていないことを確認します。 

Unable to readlink devlink_file errno_value

readlink(2) システムコールが devlink_file にアクセスした際に障害が発生しました。devlink には /dev ディレクトリ内のシンボリックリンク名が当てはまります。

readlink(2) のマニュアルページと errno_value を使ってこのエラーの原因を特定します。DR デーモンが資源の制限を検出した可能性があります。その場合は、デーモンを停止してから再起動します。また、DR デーモンのサイズもチェックします。DR デーモンのサイズは 300 〜 400 KB の範囲内になければなりません。範囲外の場合は、デーモンを停止してから再起動します。ドメインでこのエラーが引き続き表示される場合、またメモリーリークの兆候が見られる場合は、エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。

Unable to restore cwd errno_value

DR デーモンは、/dev または /devices ディレクトリへの移動後に、元のディレクトリに戻ることができませんでした。DR デーモンは、デバイスドライバと他のドライバとの関連を調べるために、/dev および /devices ディレクトリに移動します。

ドメインに関しては、このエラーは問題にはなりません。ただし、errno_value を使用してエラーの原因を識別する必要があります。

Unable to set cwd errno_value

DR デーモンは、/dev および /devices ディレクトリに移動できませんでした。デーモンは、これらの ディレクトリ内に移動して、デバイスドライバに対応する実際のパス名を作成します。

chdir(2) のマニュアルページおよび errno_value を参照して、このエラーの原因を特定してから、エラーを訂正します。

unknown node type

デバイスツリーが、不正な仕方で構築されました。いくつかの関数が、libdevinfo API を使ってシステムボードのデバイスツリーを作成し、/dev および /devices ディレクトリを検索します。ツリーは、構築後に rpc_info() 関数に渡されます。この関数は、ツリーの構築および検証を行った後、RPC から返すことのできる構造にツリーを変換します。

DR デーモンのサイズをチェックします。DR デーモンのサイズは 300 〜 400 KB の範囲内になければなりません。範囲外の場合は、デーモンを停止してから再起動します。ドメインでこのエラーが引き続き表示される場合は、エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。 

utssys failed (errno_value) for mount_point

utssys() システムコールが失敗しました。このシステムコールは、マウントされたパーティションの使用状況を識別するために使用されます。マウントされたパーティションの使用を識別できない場合は、DR デーモンは切断可能性テストを通過させません。

errno_value を使ってこのエラーの原因を分析し、訂正を試みます。DR デーモンが資源の制限を検出した可能性があります。その場合は、デーモンを停止してから再起動します。また、DR デーモンのサイズもチェックします。DR デーモンのサイズは 300 〜 400 KB の範囲内になければなりません。範囲外の場合は、デーモンを停止してから再起動します。ドメインでこのエラーが引き続き表示される場合、またメモリーリークの兆候が見られる場合は、エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。

walk_dir: dirlist buffer overflow.

DR デーモンが /dev および /devices ディレクトリの探索中に遭遇したディレクトリの数が多すぎたため、バッファオーバーフローが発生しました。このメッセージが表示された場合は、再帰的シンボリックリンクに対する検出機能または保護機能は無効になります。

/dev および /devices ディレクトリをチェックして、再帰的シンボリックリンクを検索します。検出されたすべての再帰的シンボリックリンクを削除します。

walk_dir: tpath buffer overflow. target_path, device_name

DR デーモンは、target_path に別のディレクトリを追加できませんでした。デーモンは /dev および /devices ディレクトリを探索してデバイス名のリンクを検出し、ターゲットパスに追加します。デーモンがこの制限に遭遇すると、バッファオーバーフローのためにこれ以上ディレクトリを調査できなくなります。デーモンが検索を中止すると、いくつかのデバイスはドメインデバイスツリーのビュー (DR デーモンおよび SSP) に表示されません。このエラーの発生により、AP デバイスの不正な自動スイッチ機能が動作する場合もあります。

ターゲットパスに追加されないデバイスの場合は、構成を手動で解除し、ドメイン内の他のボードに切り替える必要があります。また、デバイスをオープンしているデーモンを停止する必要もあります。 

WARNING: cannot check for cvc/ssp interface.

アクティブな各ネットワークデバイスのテストに必要な情報を取得できません。ネットワークデバイスの検査の際、アクティブな各ネットワークデバイスが、ドメインの SSP ネットワークインタフェースに対応するかどうかの判定テストが行われます。SSP ネットワークインタフェースとの対応が特定できない場合は、DR デーモンは切断可能性テストを通過させません。 切断操作中にネットワークが SSP ネットワークインタフェースを失うと、ドメイン内での DR 操作、および netcon(1M) セッションは無効になります。

問題があると考えられるインタフェースから、他のボード上の冗長なネットワーク接続に切り替えます。このエラーから回復するために、ドメインの再起動が必要な場合もあります。 

WARNING: Cannot check for primary interface

アクティブな各ネットワークデバイスのテストに必要な情報を取得できません。ネットワークデバイスの検査の際、アクティブな各ネットワークデバイスが、ドメイン用の主ネットワークインタフェースであるかどうかの判定テストが行われます。どのアクティブネットワークデバイスがドメインの主ネットワークインタフェースであるかを判定できない場合は、DR デーモンは切断可能性テストを通過させません。 

主ネットワークインタフェースを担当するボードを識別し、そのボードをドメインに再接続します。または、インタフェースを、ドメイン内の他のボード上の冗長なネットワーク接続に切り替えます。このエラーから回復するために、ドメインの再起動が必要な場合もあります。 

WARNING: Cannot determine if interface_name_instance is cvc/ssp interface. SIOCGIFNETMASK errno=errno_value

アクティブなネットワークインタフェースが SSP 接続であるかどうかを判定するテストに必要な情報を取得できません。ネットワークデバイスの検査の際、アクティブな各ネットワークデバイスが、ドメインの SSP 接続であるかどうかの判定テストが行われます。どのアクティブネットワークデバイスがドメインの SSP 接続であるかを判定できない場合は、DR デーモンは切断可能性テストを通過させません。DR Detach 操作中にネットワークが SSP 接続を失うと、ドメイン内での DR 操作、および netcon(1M) セッションは無効になります。

ネットワークインタフェース (interface_name) を別のボードに切り替えます。このエラーを訂正できない場合は、ドメインを再起動してください。

WARNING: cannot stat device_name errno=errno_value

stat(2) システムコールが、システムデバイスツリー内のデバイス用の /dev エントリポイントにアクセスできません。

stat(2) のマニュアルページおよび errno_value を参照して、ファイル device_name へアクセスできない原因を調べます。

DR Error: Bad page size from sysconf . . . errno_description

sysconf(3c) システムコールが、不正なシステムページサイズの値を返しました。これは、システムコールが壊れているか、必要な機能を備えていないかのいずれかであることを意味します。また、このエラーには、不正なメモリーサイズのレポートにより、メモリー情報の照会や切断可能性テストが失敗する理由も説明します。

sysconf(3c) のマニュアルページおよび errno_value を参照して、エラーの原因を突き止めます。

DR Error: device tree not built.

libdevinfo API が、システムボード用デバイスツリーの構築に失敗しました。このエラーの詳細情報は、エラーメッセージを参照してください。

ドメインに含まれるのが適切なバージョンの libdevinfo であること、また DR デーモンのライブラリ、ドメインのオペレーティング環境、または DR デーモン自体の間にバージョンの不整合が存在しないことも確認します。原因が不明な場合は、購入先にお問い合わせください。

DR Error: dr_get_partn_cpus: cannot get cpu's partition . . . errno_description

DR デーモンは、pset_assign(2) 関数の実行を試みましたが、関数は失敗しました。DR デーモンは、この関数を使ってプロセッサセットおよびパーティション情報を取得し、CPU Configuration ウィンドウに送信します。

pset_assign(2) のマニュアルページおよび errno_description を参照して、エラーの原因を識別し、訂正します。

DR Error: dr_get_partn_cpus: failed to get cpu partition info . . . errno_description

DR デーモンは、pset_info(2) 関数の実行を試みましたが、関数は失敗しました。DR デーモンは、この関数を使ってプロセッサセットおよびパーティション情報を取得し、CPU Configuration ウィンドウに送信します。

pset_info(2) のマニュアルページおよび errno_description を参照して、エラーの原因を識別し、訂正します。

DR Error: dr_page_to_kb: page size smaller than a KB

数値演算エラーが発生したか、メモリー計算で不正なメモリー値が使用されました。 

ハードウェアに障害のある可能性があるので、購入先にご連絡ください。 

DR Error: get_board_config: invalid board state

ボードの有効性に影響する通信プロトコル違反が発生しました。SSP に関しては、ボードはドメインの一部です。ただし、DR ドライバおよびデーモンに関しては、ボードはドメインの一部ではありません。 

DR アプリケーションを停止してから起動し、操作を再実行します。エラーが引き続き発生する場合は、kill(1M) コマンドを使って DR デーモンを停止してから起動し、DR 操作を再実行します。

DR Error: get_board_config: invalid flag

DR デーモンによるボード構成の確認時に、SSP が無効または未サポートのフラグを DR デーモンに渡しました。 

SSP と DR デーモンで、バージョン番号が一致することを確認します。また、ps(1) コマンドを使ってデーモンのサイズも確認します。通常、デーモンは約 300 〜 400 KB のメモリーを使用します。デーモンのサイズがこの値よりもはるかに大きい場合は、デーモン内で内部エラーが発生した可能性があります。このエラーから回復するために、DR デーモンの停止および再起動が必要な場合があります。

DR Error: libdevinfo failed.

libdevinfo API のオープンに使用する初期ルーチンが失敗したため、DR デーモンはボード用のデバイスツリーを調査できませんでした。libdevinfo は、ボードの dev-info ノードツリーを、DR デーモンのドメインデバイス調査およびその使用状況の一部として構築します。このツリーは、ボード I/O デバイスの切断可能性をテストする際、AP および DR 操作により必要とされます。このツリーはまた、ユーザーに対し、どのシステムボードにどのデバイスが存在するかを知らせる目的でも使用されます。

ドメインに含まれるのが適切なバージョンの libdevinfo であること、また DR デーモンのライブラリ、ドメインのオペレーティング環境、または DR デーモン自体の間にバージョンの不整合が存在しないことも確認します。原因が不明な場合は、購入先にお問い合わせください。

get_cpu_info: cpu state info is incomplete [non-fatal].

DR デーモンが、CPU の状態情報 (オンラインまたはオフライン) を収集できませんでした。このため、CPU Configuration ウィンドウ内の各 CPU に関する情報は、正確ではありません。 

なし 

DR Error: build_rpc_info: bad slot number

デバイスツリーは構築されましたが正しくありません。いくつかの関数は、/dev/devices ディレクトリを検索し、かつ libdevinfo API を使用して、システムボードのデバイスツリーを作成します。構築後、ツリーは build_rpc_info() 関数に渡されます。この関数は、DR デーモンのデバイスツリーを RPC から復帰可能な構造に変換する際、ツリーを検証します。

ps(1) コマンドを使って、DR デーモンのサイズをチェックします。通常、デーモンは 300 〜 400 KB のメモリーを使用します。デーモンのサイズがこの値よりもはるかに大きい場合は、デーモン内で内部エラーが発生した可能性があります。このエラーから回復するために、DR デーモンの停止および再起動が必要な場合があります。エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。

DR Error: build_rpc_info: device address format error

デバイスツリーは構築されましたが正しくありません。いくつかの関数は、/dev/devices ディレクトリを検索し、かつ libdevinfo API を使用して、システムボードのデバイスツリーを作成します。構築後、ツリーは build_rpc_info() 関数に渡されます。この関数は、DR デーモンのデバイスツリーを RPC から復帰可能な構造に変換する際、ツリーを検証します。

ps(1) コマンドを使って、DR デーモンのサイズをチェックします。通常、デーモンは 300 〜 400 KB のメモリーを使用します。デーモンのサイズがこの値よりもはるかに大きい場合は、デーモン内で内部エラーが発生した可能性があります。このエラーから回復するために、DR デーモンの停止および再起動が必要な場合があります。エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。

DR Error: build_rpc_info: I/O bus node address format error

デバイスツリーは構築されましたが正しくありません。いくつかの関数は、/dev/devices ディレクトリを検索し、かつ libdevinfo API を使用して、システムボードのデバイスツリーを作成します。構築後、ツリーは build_rpc_info() 関数に渡されます。この関数は、DR デーモンのデバイスツリーを RPC から復帰可能な構造に変換する際、ツリーを検証します。

ps(1) コマンドを使って、DR デーモンのサイズをチェックします。通常、デーモンは 300 〜 400 KB のメモリーを使用します。デーモンのサイズがこの値よりもはるかに大きい場合は、デーモン内で内部エラーが発生した可能性があります。このエラーから回復するために、DR デーモンの停止および再起動が必要な場合があります。エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。

DR Error: build_rpc_info: psycho number out of range

デバイスツリーは構築されましたが正しくありません。いくつかの関数は、/dev/devices ディレクトリを検索し、かつ libdevinfo API を使用して、システムボードのデバイスツリーを作成します。構築後、ツリーは build_rpc_info() 関数に渡されます。この関数は、DR デーモンのデバイスツリーを RPC から復帰可能な構造に変換する際、ツリーを検証します。

ps(1) コマンドを使って、DR デーモンのサイズをチェックします。通常、デーモンは 300 〜 400 KB のメモリーを使用します。デーモンのサイズがこの値よりもはるかに大きい場合は、デーモン内で内部エラーが発生した可能性があります。このエラーから回復するために、DR デーモンの停止および再起動が必要な場合があります。エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。

DR Error: build_rpc_info: sysio number out of range

デバイスツリーは構築されましたが正しくありません。いくつかの関数は、/dev/devices ディレクトリを検索し、かつ libdevinfo API を使用して、システムボードのデバイスツリーを作成します。構築後、ツリーは build_rpc_info() 関数に渡されます。この関数は、DR デーモンのデバイスツリーを RPC から復帰可能な構造に変換する際、ツリーを検証します。

ps(1) コマンドを使って、DR デーモンのサイズをチェックします。通常、デーモンは 300 〜 400 KB のメモリーを使用します。デーモンのサイズがこの値よりもはるかに大きい場合は、デーモン内で内部エラーが発生した可能性があります。このエラーから回復するために、DR デーモンの停止および再起動が必要な場合があります。エラーに関する情報をできる限り収集し、購入先にお問い合わせください。