テープドライブにテープを挿入します。
以下のように入力します。
% mt -f /dev/rmt/ユニット番号 status |
デバイスアドレス (またはデバイス名) が /dev/rmt/ユニット番号であるテープドライブが検索され、状態が表示されます (以下の例を参照)。
複数のテープドライブがシステムに接続されている場合は、デバイス名を /dev/rmt/0 から /dev/rmt/1 や /dev/rmt/2 などに変更し、同じコマンドを実行してください。
以下のようなメッセージが表示された場合、システムはテープドライブにアクセスすることができ、カートリッジが存在しています。
Quantum DLT7000 tape drive: sense key(0x0)= nosense residual= 0 retries= 0 file no= 0 block no= 0 |
sense key= nosense は、システムがテープにアクセスでき、エラーがなかったことを示します。この場合には、以降の節で説明するすべてのバックアップコマンドを使用することができます。
テープドライブをリセットした場合や、電源を入れた直後、または直前にテープカートリッジを挿入していた場合は、以下のようなメッセージが表示されます。
Quantum DLT7000 tape drive: sense key(0x6)= unit attention residual= 0 retries= 0 file no= 0 block no=0 |
この場合はコマンド mt -f /dev/rmt/0 status を繰り返し実行すると、アドバイザリメッセージ sense key(0x6)= unit attention は、sense key(0x0)= nosense というメッセージに変わります。
以下のメッセージが表示された場合、システムはテープにアクセスすることはできません。
/dev/rmt/0: no tape loaded or drive offline |
この場合は、テープを挿入し、mt -f /dev/rmt/0 status コマンドを再度実行してください。
以下のメッセージが表示された場合、システムはテープドライブにアクセスすることはできません。
no such file or directory |
この場合は、テープドライブに電源が入っており、システムに正しく接続されていることを確認してください。その後、周辺機器の接続後に起動するの手順に従って、システムを起動し直してみてください。
1/4 インチのテープドライブに未使用のテープカートリッジを挿入した場合は、テープの巻き具合を均一にする必要があります。テープの巻き具合を均一にするには、テープを始めから終わりまで走行させます。
DDS (Digital Data Storage) や DLT テープドライブでは、以下に示す retension コマンドを使用することはできません。
テープドライブは、定期的に清掃する必要があります。