拡張オーバーレイモードでは、オーバーレイ画像に不透明の 256 色が与えられます。サーバーオーバーレイ画像 (SOV: server overlay visuals) には不透明の 255 色と透明の 1 色が与えられます。拡張オーバーレイモードではハードウェアによってアクセラレートされる透過性が提供され、SOV 画像を使用したウィンドウ表示の性能が向上します。拡張オーバーレイモードでは、非オーバーレイ画像を使用するウィンドウに対し 64 のウィンドウ ID (WID : Window ID) があり、オーバーレイ画像を使用するウィンドウには 3 つの WID があります。
拡張オーバーレイモードを解除した場合、オーバーレイ画像の色数は 256 から maxwids オプションで指定された値 (デフォルトは 32) を引いた数となります。SOV が可能な画像は、同じく256 色から maxwids オプションの値を引いた数と、透過性のソフトウェアエミュレーションの数を足したものとなります。
以下のように入力します。
# afbconfig -extovl enable |
表 7-5 に afbconfig -extovl オプションのデフォルトの設定を示します。
表 7-5 afbconfig -extovl オプションのデフォルトの設定
値 |
Solaris 2.5.1 のデフォルト |
Solaris 2.6 のデフォルト |
---|---|---|
enable/disable |
disable |
enable |