sptest のオプション
ダイアログボックスを表示するには、システムマップにあるテスト名を右クリックし、Test Parameter Options を選択します。システムマップにこのテスト名が表示されない場合は、グループツリーを展開すると表示される場合があります。展開しても表示されない場合は、このテストに合ったデバイスがシステムに含まれていない可能性があります。詳細は、『SunVTS 4.1 ユーザーマニュアル』を参照してください。
図 45-1 sptest のテストパラメタオプションダイアログボックス
様々なループバックパスを使用することができます。内部ループバックパスでは、外部コネクタは必要ありません。内部ループバックパスを使用できるかどうかは、デバイスによって異なります。zs(7D) デバイスには同期モード用の内部パスがあり、se(7D) デバイスには非同期モード用の内部パスがあります。外部ループバックコネクタについては、付録 A を参照してください。必要とされるループバックコネクタのタイプは、システム入出力パネルの構成によって異なります。
以下に loopback テストコマンドの例をいくつか示します。コマンド行の構文に関する詳細は、「sptest のコマンド行構文」を参照してください。
コマンド行から内部ループバックを使って /dev/term/b をテストするには、以下のコマンドを入力します。
% ./sptest -vf -o M=async,T=b,L=I
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コマンド行から外部ループバックを使って/dev/term/b をテストするには、以下のコマンドを入力します。
% ./sptest -vf -o M=async,T=b,L=P
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zs(7D) マシンでは、同期モードの場合のみ内部ループバックパスがアクティブになります。
% ./sptest -vf -o M=sync,T=b,L=I
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各 CPU ボードのポートのデバイス名を以下の表に示します。a は CPU ボードのポート a を表し、b は CPU ボードのポート b を表しています。
表 45-2
sptest シリアルデバイス
CPU
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ポート
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非同期デバイス
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同期デバイス
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0
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a
b
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zs0 or se0
zs1 or se1
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zsh0 or se_hdlc0
zsh1 or se_hdlc1
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1
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a
b
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zs2
zs3
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zsh2 *
zsh3 *
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2
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a
b
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zs4
zs5
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zsh4 *
zsh5 *
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* 現在デバイスドライバでサポートされているのは zsh0 と zsh1 だけです。
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表 45-3
sptest のオプション
オプション
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説明
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Test Type
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テストの実行方法として以下のいずれかを選択します。
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Test Mode
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テスト実行前のシリアルデバイスのモードを指定します。指定可能なモードは asynchronous (非同期)、synchronous (同期)、both (両方) のいずれかです。both を選択すると、非同期モード後に、同期モードでテストが実行されます。
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Loopback Type
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ループバックテスト方法として以下のいずれかを選択します。
Internal - 内部パスを使用します (a、b、a_b、a_b_concurrent テストタイプで有効)。
Plug_a_to_a__b_to_b - 外部ループバックプラグを使用します (a、b、a_b、a_b_concurrent テストタイプで有効)。
no_modem_a_to_b - 外部ループバックケーブルを使用します (a_to_b、a_to_b_concurrent テストタイプで有効)。
Modem_a_to_b - 同期が取られた送信およびクロックを生成するためのモデムが接続された外部ループバックケーブルを使用します。Modem_a_to_b は、サンの内部で使用することのみを目的としています。このテストは、外部に提供されていない特別な設備を必要とします。
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Data Type
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転送するデータパターンとして以下のいずれかを選択します。
Random
Sequential
Alphanumeric
0x00-0xff
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Async Baud Rate
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非同期モードテスト時のボーレートを選択します。有効な値は、110、300、600、1200、4800、9600、19200、38400、57600、76800、115200、153600、230400、307200、460800、ALL で、デフォルトは 9600 です。一部のプラットフォームは、38400 または 76800 までのボーレートしかサポートされていません。サポートされているよりも速いボーレートを試みると、エラーが返されます。153600 を超えるボーレートを使用するには、シリアル回線ドライバを RS-232 モードではなく、RS-423 モードに設定する必要があります。通常、この RS-423 と RS-232 モードの設定は、マザーボード上のジャンパを使用して行います。詳細は、使用するハードウェアの取り扱い説明書を参照してください。
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Async Block Size
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書き込みブロックサイズをバイト単位で指定します。有効な値は 1 〜 10000 の範囲で、デフォルトは 100 バイトです。非同期サイズより大きい場合は、非同期サイズに切り詰められます。
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Async Data Size
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非同期モードで転送する総バイト数を指定します。有効な値は、1 〜 10000の範囲です。
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Async Parity
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非同期モードで使用するパリティ検査方式としてeven (偶数)、odd (奇数)、none (なし) のいずれかを選択します。デフォルトは noneです。
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Async Flow Control
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非同期モードで使用するフロー制御方式として Hardware (RTS/CTS)、Software (XON/XOFF)、None のいずれかを選択します。デフォルトはテストタイプの指定によって異なります。a、b、a_b、a_b_concurrent テストタイプで、Software フロー制御を使用することはできません。
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Sync Baud Rate
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同期モードでデバイスが生成するクロックレートを指定します。有効な値は 110 〜 230400 の範囲です。 この数値は、非同期モードでのボーレートとは異なり、特定の値である必要はありません。デフォルトのレートは 9600 です。一部のプラットフォームは、38400 または 76800 までのボーレートしかサポートされていません。サポートされているよりも速いボーレートを試みると、エラーが返されます。100000 を超えるボーレートを使用するには、シリアル回線ドライバを RS-232 モードではなく、RS-423 モードに設定する必要があります。通常、この RS-423 と RS-232 モードの設定は、マザーボード上のジャンパを使用して行います。詳細は、使用するハードウェアの取り扱い説明書を参照してください。
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Sync Packet Drop Tolerance
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同期モードの many_packets サブテスト中の、パケットドロップの許容レベルを指定します。有効な値は、0% 〜 99%です。クロックレートが高く、システムの負荷が大きくなると、パケットドロップが発生する可能性が高くなります。
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Sync Poll Count
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同期モードでのパケット送信の追加待ち時間を秒単位で指定します。この追加待ち時間は、システムの負荷が大きく、時間切れが検出されるときに必要になることがあります。一般的に、システムの負荷が小さいときはゼロ(0) に設定し、システムの負荷が大きいときに値を大きくしてください。
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