vmemtest の構成
|
Configuration フィールドに示されるメモリー量は、swap
-s コマンドが返す、使用中のスワップ空間と未使用スワップ空間の合計と同じです。この合計値は、確認された仮想メモリー量を、KB 未満を切り上げて示します。
|
Mode
|
vmemtest には、2 つのモードがあります。
ストレステストオプションが選択されると、valloc で割り当てられた全システムメモリーを確保し、その先頭から最後まで書き込みを行います。書き込みを終えると、1 ロングワードずつ読み取って、元のパターンと比較されます。
|
Reserve
|
Reserve オプションは、vmemtest のテスト対象から除外 (予約) するメモリー量を指定します。予約された空間は、SunVTS テストと並行して動作している他のプロセスに使用されます。Reserve オプションを使用することで、デフォルトに追加してメモリーを予約することができます。このオプションは、特定のインスタンスだけに適用されます。このインスタンスによるテストに割り当てられたメモリーよりも大きいメモリーを予約しようとすると、テストは失敗します。
|
Test Amount
|
デフォルトとは異なる仮想メモリー量を指定して、テストできます。使用できるメモリー量よりも大きな値を指定した場合は、vmemtest およびその他の実行中のテストは失敗することがあります。
|
Contiguous Errors
|
連続するメモリー位置で発生するメモリーエラーの許容数を指定し、このエラー数に達した時点でテストを停止するように設定します。
|
Predefined Pattern
|
以下の中から、テストに使用するパターンを 1 つ選択します。
-
Address- テストするメモリー位置の仮想アドレスを使用します。
-
walk_1-0x80000000 〜 0x00000001 で始まるパターンの内の 1 つを使用します。
-
walk_0-0x7fff7fff 〜 0x7fff7ffe で始まるパターンの内の 1 つを使用します。
-
0x00000000- すべて 1 および 0 からなるパターンを使用します。
-
0x5aa55aa5- 0x5aa55aa5 および 0xa55aa55a のパターンを使用します。
-
0xdb6db6db- 0xdb6db6db および 0x24924924 のパターンを使用します。
-
UserDefined- User Defined Pattern 領域で指定したパターンを使用します (下記を参照)。
|
User Defined Pattern
|
Predefined Pattern で UserDefined を選択した場合にのみ使用します。例えば 0x2a341234 のように、8 桁の 16 進数形式でパターンを指定します。
|
Instance
|
実行する vmemtest テストのインスタンス数を指定します。
|