システム上にネームサービス (NIS+、NIS、または DNS) を構成している場合に、そのシステムとは別のサブネット上にネームサーバーが存在し、ルーターがネームサーバーへの経路をブロードキャストしない場合、システム認識ツールはネームサーバーの検証に失敗します。
ネームサービスとして DNS を選択した場合、インストールプログラムは、ネームサーバーが未検証のままインストールを続けるかどうかを問い合わせます。ネームサービスとして NIS+ または NIS を選択した場合、システム認識ツールはネームサーバーの検証をしないで処理を継続することはできないので、インストール中にネームサービスが構成されません。
回避方法: 次のいずれかの方法を実行してください。
グラフィカルユーザーインタフェースを使用したインストールの場合:端末エミュレータウィンドウを開き、次のコマンドを実行してルーターを追加してください。
# route add default <ip_address_of_router> |
コマンド行インタフェースを使用したインストールの場合:ネームサービスを「なし (none)」に設定してください。インストール完了後に、/etc/defaultrouter ファイルを作成し sys-unconfig コマンドを実行してください。