sunbuttons テストは、SunButtonsTM グラフィックス操作デバイスが正しく動作しているかどうかを検査します。
sunbuttons と sundials を同時に実行しないでください。
このテストを実行するには、SUNWvtsol パッケージをインストールしてください。
SUNWdial パッケージと SUNWdialh パッケージがインストールされていることを確認してから、SunVTS をインストールしてください。
SunButtons の機能は、以下のいずれかの方法で検査することができます。
後の説明に従って .customtest ファイルを編集し、各ボタンが機能することを確認します。正常であれば、各機能が順番に点灯します。
.customtest ファイルは 2 カ所にあります。使用している Solaris 環境に対応する .customtest ファイル (/opt/SUNWvts/bin ディレクトリにある 32 ビット用または /opt/SUNWvts/bin/sparcv9 ディレクトリにある 64 ビット用) を編集してください。
.customtest に以下の行を追加してください。
sunbuttons;sunbuttons; Mode<CYCLE|diag|diag|mode> sundials;sundials; Mode<CYCLE|diag|diag|mode> |
xhost + コマンドの実行が必要になることがあります。
以下の手順でポートを設定します。
/usr/sbin/bdconfig コマンドを実行して、/dev/term/a または /dev/term/b ポートの設定を行い有効にします。
以下は、設定したシリアルポートを検査する例です。
# ls -l /dev/bd* lrwxrwxrwx 1 root other 11 Nov 12 15:39 /dev/bd -> /dev/term/b # |
設定したシリアルポート (aまたはb) に SunButtons または SunDials デバイスを接続します。
SunVTS を起動すると、sundials、sunbuttons などの選択オプションの 1 つとして Customtest が表示されます。
機能テストモードに切り換えて、Intervention を有効にします。
sunbuttons と sundials テストを有効にします。
テストを開始します。
対話モードでは、ポップアップウィンドウが表示されます。
Diagnostics ボタンを選択します。
テストによって自動的に処理が行われ、Diagnostics ボタンが再び選択可能になります。
ポップアップウィンドウを終了します。
シングルパスが登録されます。
sunbuttons と sundials を同時に実行しないでください。
これは対話型テストです。検査するボタンボックスを画面表現したもの (図 51-1 参照) が表示され、各ボタンを押すことによって、対応するボタンの変化を確認することができます。
ボタンボックスがシリアルポートの 1 つに接続され、電力変圧器を持っていることを確認します。
診断テストを実行するには、メニューの一番上にある Diagnostics ボタンを選択します。
診断テストを実行している間は、画面上のボタンボックスのボタンは変化しません。
sunbuttons テストには、オプションダイアログボックスはありません。
テストモード |
サポート |
説明 |
---|---|---|
接続テスト |
× |
サポートされていません。 |
機能テスト (オフライン) |
○ |
このモードは、各ボタンの機能を検査し、各ボタンを順に点灯します。 |
機能テスト (オンライン) |
× |
サポートされていません。 |
/opt/SUNWvts/bin/sunbuttons diag 標準引数
64 ビットのテストは、sparcv9 サブディレクトリに格納されています (/opt/SUNWvts/bin/sparcv9/テスト名)。このディレクトリにテストが存在しない場合は、そのテストは、32 ビットのテストとしてだけ実行することができます。詳細は、「32 ビットテストと 64 ビットテスト」を参照してください。