ufs_HW は 1 つのファイルに対する未処理のバイト数の境界値です。未処理のバイト数がこの値を上回り、ufs_WRITES が設定されていると、書き込みは延期されます。書き込みの延期は、書き込みを行うスレッドを、条件変数で眠らせることで行われます。
ufs_LW は 1 つのファイルに対する未処理のバイト数の境界値です。これを下回ると、他の処理が休眠状態となっている原因の条件変数が切り替えられます。書き込みが終了し、バイト数が ufs_LW を下回ると、条件変数が切り替わり、それによってその変数で待機しているすべてのスレッドが立ち上がり、それぞれの書き込みを行おうとします。
符号付き整数
256 * 1024 (ufs_LW) と 384 * 1024 (ufs_HW)
0 から MAXINT
バイト
はい
なし
ufs_LW と ufs_HW は、ufs_WRITES がゼロでないときだけ意味があります。不要な問題を避けるために、ufs_HW と ufs_LW は共に変更する必要があります。たとえば、ufs_LW と ufs_HW が近すぎると、複数のスレッドが立ち上がっても、いずれも書き込みを実行できないことがあります。あるいは、ufs_LW と ufs_HW が離れすぎていると、複数のスレッドが必要以上に待たされることがあります。
ファイルシステムがストライプ化ボリュームから構成されている場合は、これらの値の変更を検討します。使用可能な合計帯域幅が ufs_HW の現在の値を簡単に超える可能性があります。残念ながら、この値はファイルシステムごとに設定されるものではありません。
ufs_throttles が普通の値ではない場合。現在、ufs_throttles はカーネルデバッガでのみアクセスできます。
変更の可能性あり