Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

semsys:seminfo_semopm

説明

1 回の semop(2) 呼び出しで実行できる System V セマフォ操作数の最大値。このパラメータは、semop(2) システム呼び出しで使用する sops 配列内の sembufs の数を規定します。

データ型

符号付き整数

デフォルト

10

範囲

1 から MAXINT

動的か

いいえ

検査

セマフォとそれらに関係するデータ構造体によって消費され得る空間の量が、モジュールが最初にロードされるときに使用可能なカーネルメモリーの 25% と比較されます。使用される容量がこのメモリーのしきい値より大きい場合、モジュールはロードを拒否し、セマフォ機能は利用できません。

どのような場合に変更するか

デフォルト値では不十分な場合。一般には、ソフトウェアベンダーの推奨があった場合に変更します。1 回の semop(2) 呼び出しで許可されている値を越える回数のセマフォ操作を実行しようとしても、エラーメッセージは表示されません。semop(2) 呼び出しからアプリケーションにリターンコード E2BIG が返されます。

コミットレベル

変更の可能性あり