Solaris 8 のシステム管理 (追補)

SPARC のみ: USB 電源管理

システムが電源管理を有効にしている場合、USB のフレームワークはすべてのデバイスを電源管理しようと最大限に努力します。USB デバイスの電源管理には、デバイスが接続されているポートのハブドライバによる中断も含まれます。リモートウェイクアップ (呼び起こし) をサポートするかしないかは、デバイスによって異なります。デバイスがリモートウェイクアップをサポートしている場合は、イベントの発生時 (たとえば、マウスが移動したときなど) に、接続されているハブをウェイクアップします。アプリケーションが入出力を送信した場合も、ホストシステムはデバイスをウェイクアップできます。

リモートウェイクアップ機能がサポートされている場合、すべての HID (キーボードやマウスなど)、ハブ、およびストレージデバイスは、デフォルトで電源管理されます。USB プリンタが電源管理されるのは、2 つの印刷ジョブ間だけです。

電源消費を削減するために電源管理を行う場合は、まず、USB リーフデバイスの電源が切断され、しばらくしてから、親ハブの電源が切断されます。当該ハブのポートに接続されているすべてのデバイスの電源が切断されると、しばらくしてから、ハブの電源が切断されます。最も効率的な電源管理は、あまり多くのハブを多段接続しないことです。