Solaris WBEM Services の管理

コアモデルが提供するシステムクラス

次の表は、システムとしてのコアスキーマを表すクラスを示しています。これらのクラスのインスタンスは、通常、そのクラスに含まれるオブジェクトの下位に属します。

表 A-2 コアモデルのシステムクラス

クラス名 

説明 

例 

Managed System

Element

システム要素階層の基底クラス。識別可能なシステムコンポーネントはすべて、このクラスに含めることができる 

ファイルやデバイス (ディスクドライブやコントローラなど) のようなソフトウェアコンポーネント、およびチップやカードのような物理的なコンポーネント 

Logical Element

抽象的なシステムコンポーネントを表すすべてのシステムコンポーネントの基底クラス 

論理デバイスの形をしたプロファイル、プロセス、またはシステム機能 

System

一連の管理対象システム要素の集合である論理要素。この集合は、機能的に一体として動作する。System のすべてのサブクラスには、インスタンスの集合が必要な Managed System Element クラスの明確なリストが存在する

LAN、WAN、サブネット、イントラネット 

Service

デバイスまたはソフトウェア機能 (あるいはこの両方) によって提供される機能の記述と管理に必要な情報を含む論理要素。Service は、機能の実装を設定、管理する多目的オブジェクトである。Service 自体は機能ではない

プリンタ、モデム、ファックスマシン