Solaris_LogService クラスは、ロギングサービスのオペレーションの制御と、ログデータの処理方法の定義を行います。このクラスには、アプリケーションが特定のイベントについてのデータを発行元アプリケーションから CIM Object Manager へ送信するために使用できる一連のメソッドが含まれます。データは、CIM Object Manager からの応答 (CIM Repository からのデータ検出など) を生成するトリガーとなります。
Solaris_LogService クラスには、次のメソッドがあります。
clearLog - 現在のログファイルの保存と名前変更、または保存されたログファイルの削除を行う
getNumRecords - 特定のログファイルに記録されているログの数を返す
listLogFiles - /usr/sadm/wbem/log に格納されているすべてのログファイルの一覧を返す
getCurrentLogFileName - 最新のログファイルの名前を返す
getNumLogFiles - /usr/sadm/wbem/log に格納されているログファイルの数を返す
getLogFileSize - 特定のログファイルのサイズをメガバイト単位で返す
getSyslogSwitch - ログデータを syslog (Solaris オペレーティング環境のロギングサービス) に送る
getLogStorageName - ログファイルが格納されるホストコンピュータまたはデバイスの名前を返す
getLogFileDir - ログファイルが格納されるディレクトリのパスと名前を返す
Solaris_LogServiceProperties クラスでは、ロギングプロパティを設定することができます。「ロギングプロパティの設定」を参照してください。
Solaris_LogService クラスの定義は、/usr/sadm/mof/ にある Solaris_Core1.0.mof ファイル内で参照することができます。