フラッシュアーカイブのインストールの計画

フラッシュインストールの最後の作業は、クローンマシンへのフラッシュアーカイブのインストールです。

フラッシュアーカイブのインストール方法の決定

クローンマシンへのフラッシュアーカイブのインストールには、次のインストール方法が使用できます。

Solaris 8 INSTALLATION CD (Multilingual) に含まれている Solaris Web Start 3.0 では、以下の媒体に格納されているフラッシュアーカイブのインストールが可能です。

• CD

• ネットワークファイルシステム (NFS) サーバー

• HTTP サーバー

• ローカルテープ

Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD に含まれている対話式 (CUI) インストールプログラムでは、以下の媒体に格納されているフラッシュアーカイブのインストールが可能です。

• HTTP サーバー

• ネットワークファイルシステム (NFS) サーバー

• ローカルファイル

• ローカルテープ

• CD を含むローカルデバイス

カスタム JumpStart インストールプログラムでは、以下の媒体に格納されているフラッシュアーカイブのインストールが可能です。

• ネットワークファイルシステム (NFS) サーバー

• HTTP サーバー

• ローカルテープ

• CD を含むローカルデバイス

• ローカルファイル

階層化されたフラッシュアーカイブのインストール

フラッシュ (Flash) インストール機能では、フラッシュアーカイブを階層化する機能を提供します。さまざまな方法でインストールするための、部分的なフラッシュアーカイブを作成することができます。

たとえば、1 つ目に Solaris オペレーティング環境が入ったアーカイブ、2 つ目に Web サーバーの実行に必要なファイルが入ったアーカイブ、3 つ目にネットワークファイルシステム (NFS) サーバー用のファイルが入ったアーカイブを作成します。こうすれば、1 つ目と 2 つ目のアーカイブをインストールして Web サーバーのクローンマシンを作成したり、1 つ目と 3 つ目のアーカイブをインストールしてネットワークファイルシステム (NFS) サーバーのクローンマシンを作成したりすることができます。

階層化されたアーカイブを使用すれば、フラッシュインストールの柔軟性を高めながら、フラッシュアーカイブの保存に必要なディスク容量を減らすことができます。階層化されたアーカイブをクローンマシンにインストールする際は、それらのアーカイブの 1 つに Solaris オペレーティング環境が含まれていなければなりません。

階層化されたフラッシュアーカイブを使用してクローンマシンに Solaris オペレーティング環境と追加ソフトウェアを別々にインストールする場合、Solaris パッケージのデータベースには追加ソフトウェアは登録されません。