Solaris 8 デスクトップユーザーズガイド (追補)

第 1 章 新規機能の概要

この章では、Solaris 8 Update リリースで、Solaris 8 オペレーティング環境に追加された新しい機能について説明します。

表 1–1 Solaris 8 の新規機能

説明 

更新リリース 

ウィンドウ・マネージャの機能の拡張 

 

グラフィカル・ワークスペース・マネージャはすべてのワークスペースをグラフィカルに表現するものであり、ボタンを押すことによりワークスペース間を移動したり、アプリケーションをワークスペース間でドラッグ & ドロップしたりすることができます。Solaris 8 4/01 リリースからは、表示できるワークスペースの数は 9 つに限られることはなくなりました。また、「グラフィカル・ワークスペース・マネージャのオプション」ダイアログボックスが追加され、さらに多くの表示オプションが提供されるようになりました。 

詳細は、グラフィカル・ワークスペース・マネージャを参照してください。

6/00。4/01 で更新。 

ウィンドウリストは、すべての現在動作しているアプリケーションのリストを表示します。ウィンドウリストによって、ユーザーはマウスボタンをクリックするだけで、あらゆるアプリケーションを (他のワークスペースにあるものでも) 見つけることができます。また、ウィンドウリストでは選択したアプリケーションのグループに対してまとめてウィンドウアクションを実行することも可能です。Solaris 8 4/01 リリースからは、「ワークスペース」カラムを表示するか表示しないかを選択できるようになりました。 

詳細は、ウィンドウリストを参照してください。

6/00。4/01 で更新。 

「ワークスペース・マネージャ制御」で、ワークスペースの動作および数の制御にグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) が提供されるようになりました。スライダを使用してワークスペースを追加や削除することができます。また、フロントパネルの「ワークスペース・スイッチ領域 (Workspace Switch Area)」でグラフィカル・ワークスペース・マネージャを表示することもできます。 

詳細は、ワークスペース・マネージャ制御を参照してください。

4/01 

電子メールへの複数ファイルの追加 

この機能により、電子メールに複数のファイルを添付する際に「メールプログラム - アタッチメント - 追加」ダイアログボックスを開いたままにしておくことができるようになりました。これにより、「アタッチメント」メニューから「ファイルの追加」を何度も選択する必要がなくなります。 

詳細は、電子メールに複数のファイルを添付するを参照してください。

1/01 

リムーバブルメディア・マネージャ 

リムーバブルメディア・マネージャは、リムーバブルデバイスへのアクセスを 1 つのウィンドウで集中管理します。ユーザーはリムーバブルメディア (着脱式媒体) のフォーマット、属性の照会、ディレクトリ構造の表示、および該当する場合はスライスの管理を行うことができます。 

詳細は、リムーバブルメディア・マネージャの使用 を参照してください。

6/00。10/00 で更新 

Energy Star 標準 

X11R6.4 で標準となっている Display Power Management Signaling (DPMS) に、Frame Buffer Power Management (FBPM) が拡張されました。この拡張は米国政府の Energy Star プログラム要件を満たすために追加され、Energy Star 準拠のハードウェアにのみ適用されるものです。 

6/00 

アーリーアクセス 

このリリースでは、アーリーアクセス (EA) ディレクトリにアーリーアクセスソフトウェアが含まれています。詳細は、Solaris 8 リリースの SOFTWARE 2 of 2 CD に含まれる各アーリーアクセスソフトウェアの README を参照してください。