Solaris スマートカードの管理

SmartCard Console からのスマートカードの管理

次の節では、SmartCard Console の使用方法を説明します。

SmartCard Console の使用

SmartCard Console は、Solaris スマートカードソフトウェアを管理するためのグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) です。SmartCard Console には 3 つの区画があり、ここから作業を開始したり、情報を表示したりします。

ダイアログボックス

各作業には 1 つまたは複数の関連するダイアログボックスがあります。このようなダイアログボックスは、コンソール区画でアイコンをダブルクリックすると表示されます。ダイアログボックス内の情報は、必要に応じて、表示、変更、または削除できます。いくつかのダイアログボックスは複数のフォルダタブを持っています。このようなフォルダにアクセスするには、フォルダタブをクリックします。

ほとんどのダイアログボックスには、次の 4 つのボタンがあります。

オンラインヘルプシステムの使用

SmartCard Console のヘルプシステムは、次の情報を提供します。

SmartCard Console のヘルプシステムは、スマートカードについての概念的な情報は提供しません。スマートカードの動作や認証のタイプ、およびその他の概念的な情報については、このマニュアルを参照してください。

SmartCard Console の終了

SmartCard Console を終了するには、「コンソール」メニューから「終了」を選択します。セッション中に行なった変更はすべて保存されます。

SmartCard Console の起動

Solaris 8 ソフトウェアをインストールすると、SmartCard Console が自動的にインストールされます。SmartCard Console には、Solaris デスクトップまたはコマンド行からアクセスできます。

SmartCard Console を起動するには (CDE)

この手順では、CDE のアプリケーションマネージャから SmartCard Console を起動する方法を説明します。

あるいは、CDE の「ワークスペース」メニューから「ツール」を選択して、次に「スマートカード」を選択しても、SmartCard Console を起動できます。

  1. 共通デスクトップ環境 (CDE) にスーパーユーザーとしてログインします。

    すでに自分のログイン名で CDE を実行している場合は、CDE を終了して、スーパーユーザーとしてログインします。

  2. デスクトップのメニューバーにあるアプリケーションの上矢印をクリックして、「アプリケーション」アイコンを表示させます。

  3. 「アプリケーション」を選択して、アプリケーションマネージャにアクセスします。

  4. 「システム管理」アイコンをダブルクリックして、「スマートカード」アイコンにアクセスします。

  5. 「スマートカード」アイコンをダブルクリックして、SmartCard Console を起動します。

SmartCard Console を起動するには (コマンド行)

  1. コマンド行にスーパーユーザーとしてログインします。

  2. SmartCard Console を起動します。


    # /usr/dt/bin/sdtsmartcardadmin &