Solaris 8 4/01 ご使用にあたって (Intel 版)

OpenWindows

OpenWindowsTM 実行時に発生するバグの情報および注意事項について説明します。

OpenWindows のアプリケーション起動時の注意事項

OpenWindows のアプリケーションを起動すると、「将来のバージョンでは OpenWindows 環境はサポートされなくなります。」という内容のメッセージウィンドウが表示されます。このメッセージの表示を制限するには、メッセージウィンドウ中の説明に従ってください。

ファイルマネージャがフロッピーディスクのマウントに失敗する (バグ ID: 4329368)

SCSI リムーバブルメディアデバイスが装着されているシステムのフロッピーディスクドライブにフロッピーを挿入し、OpenWindows のファイルマネージャで「ファイル」メニューから「フロッピーのチェック」を選択すると、ファイルマネージャは /floppy ディレクトリにフロッピーディスクをマウントしますが、フロッピーディスクの内容は表示されません。また、フロッピーをフォーマットするためのオプションとフロッピーを取り出すためのオプションが、ファイルマネージャの「ファイル」メニュー中に表示されません。

回避方法 : 次のいずれかの方法を実行してください。

このバグ 4329368 が発生しないようにするには、パッチ 109464-01 を適用してください。

アイコンエディタが強制的に終了することがある (バグ ID: 4298474)

アイコンエディタでメニューの編集からカットおよびペーストを選択、実行すると、アイコンエディタが強制終了することがあります。

回避方法 : CDE のアイコン・エディタ、/usr/dt/bin/dticon を使用してください。

アーカイブライブラリ

XView および OLIT のアーカイブライブラリは、C ロケールでだけサポートされています。

[日本語環境のみ] 日本語 OpenWindows の起動とロケールの制限事項

日本語 OpenWindows 環境にログインするには、初めにログイン画面の言語選択項目から ja/japanese を選択してください。言語として ja/japanese 以外が選択された場合は、セッション項目に OpenWindows の項目は表示されません。一方、初めにセッション項目で OpenWindows を選択してから ja/japanese 以外の項目を選択した場合には、CDE 環境へのログイン 画面が表示されます。

ワークスペースプロパティで英語環境を日本語環境に切り替える方法は、サポートされていません。また、コマンド行ログインから ja ロケールで起動する場合には、環境変数 LANGja に設定されている必要があります。

[日本語環境のみ] ja_JP.PCKja_JP.UTF-8ja_JP.eucJP ロケールに関する注意事項

XView、OLIT は CSI (Code Set Independent) 対応でないため、それらのツールキットを使って作成したアプリケーションの、ja_JP.PCK および ja_JP.UTF-8 ロケールでの動作は保証されません。また、リソースの設定に関する制限事項のために、ja_JP.eucJP ロケールでの動作も保証されません。したがって、日本語 OpenWindows 環境を ja_JP.PCKja_JP.UTF-8ja_JP.eucJP ロケールで起動することもサポートされていません。また、将来においてもサポートの予定はありません。

動作は保証されませんが、ja_JP.PCKja_JP.UTF-8、または ja_JP.eucJP ロケールで起動した Solaris CDE 環境上で、XView、OLIT を使ったアプリケーションを ja ロケールとして起動することができます。

例として、コマンドツールの起動方法を説明します。端末エミュレータ上で、次のように入力してください。

起動方法 :


% env LANG=ja /usr/openwin/bin/cmdtool -lc_basiclocale ja ¥
-lc_displaylang ja -lc_inputlang ja -lc_timeformat ja -lc_numeric ja

また、-lc_* オプションを使えないアプリケーションでは、-xrm オプションを使って OpenWindows.basicLocale などのリソースを ja に指定する方法もあります。詳しくは xview(7) のマニュアルページを参照してください。


注 -

アプリケーションによっては正しく動作しない場合もあります。この方法は ja_JP.PCK または ja_JP.UTF-8 ロケール環境で、ja ロケールとしてアプリケーションを動作させるので、ja ロケールと ja_JP.PCK または ja_JP.UTF-8 ロケール間の日本語データには互換性がないことを十分に認識した上で処理してください。たとえば、ja_JP.PCK ロケール上で作成した日本語のデータファイルを ja ロケールで起動したアプリケーションで処理しないように注意してください。また、日本語のファイル名も、異なるロケール間では正しく処理できません。


[日本語環境のみ] 日本語 OpenWindows 初期画面のヘルプビューア

日本語 OpenWindows の初期画面ではヘルプビューアは起動されません。ヘルプビューアで『ヘルプハンドブック』を参照する場合には、ワークスペースメニューから 「ヘルプ...」を選択してください。

[日本語環境のみ] pageview に関する注意事項

複雑なグラフィックを含むドキュメントや、サイズの大きなファイルを pageview で表示しようとすると、通常のファイルを表示するよりも時間がかかるため、時間切れによって表示できない場合があります。この場合、引数 -timeout を 180 に設定して pageview を実行し直すか、イメージツールを使用してください。

[日本語環境のみ] mp コマンドで印刷する場合の制限事項

mp(1) ではユーザー定義文字、JIS X 0212、IBM 選定ユーザー定義文字、JIS X 0208 13 区の NEC 特殊文字などの印刷はサポートされていません。これらの文字を印刷する場合は jpostprint(1) を使用してください。

[日本語環境のみ] EUC コードセット 3 の使用上の制限事項

EUC コードセット 3 (JIS X 0212) には、以下のような制限事項があります。

[日本語環境のみ] minm12、minm14、k14 ではボールドフォントを正しく表示できない (バグ ID: 1173970、1176300)

XView で書かれたアプリケーションに -font オプションで minm12 または minm14 フォントを指定した場合、パネル上のラベルなどで使用されるボールドフォントが正しく表示されません。また、k14 フォントを指定した場合には、それらのラベルは表示されなくなります。

回避方法 : minm12 の代わりに gotm12 を、k14 フォントと minm14 フォントの代わりに gotm14 フォントをそれぞれ使用してください。

[日本語環境のみ] 日本語ビットマップフォント

日本語 OpenWindows で提供される日本語ビットマップフォントのうち、通常使用する大きさ (14 ポイント、12 ポイント) 以外のフォントは、ディスク容量の節約のために圧縮されています。圧縮されたフォントを使用すると、パフォーマンスが 20 % から 30 % 低下します。ディスクに余裕がある場合は、uncompress(1) を使用してフォントを元の状態に復元してください。次の手順で、圧縮されているフォントを復元できます。


% su
Password:<パスワード>
# cd /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/75dpi
# /usr/bin/uncompress *.Z
# /usr/openwin/bin/mkfontdir
# exit
% /usr/openwin/bin/xset fp rehash

[日本語環境のみ] XView ツールキットの制限事項

プリエディットスタイルが overTheSpot に設定されている場合、XView ツールキットのパネルサブウィンドウと tty サブウィンドウから、プリエディットテキストの自動確定を使用できません。

[日本語環境のみ] XView ツールキットで Meta キー、左側ファンクションキーが動作しない (バグ ID: 1118887、1148490)

XView ツールキットでは、かな入力が可能な状態で、Meta-C、Meta-V、Meta-X などの Meta キーを使用する操作や、Copy(L6)Paste(L8)Cut(L10) などの左側ファンクションキーを利用した操作はできません。

回避方法 : 「ローマ字/かな」キーを押して、「ローマ字入力モード」にしてください。

[日本語環境のみ] OLIT ツールキットの制限事項

[日本語環境のみ] OLIT ツールキットで Meta キーが動作しない (バグ ID: 1170802)

OLIT ツールキットでは、かな漢字変換機能が動作中で、かな入力が可能な状態では、Meta-C、Meta-V、Meta-X などの Meta キーを使用する操作はできません。

回避方法 : 「ローマ字/かな」キーを押して、「ローマ字入力モード」にしてください。

[日本語環境のみ] ワークスペースのプロパティウィンドウ

[日本語環境のみ] ファイルマネージャの制限事項

ファイルマネージャのコメントウィンドウは、日本国内では使用できません。このウィンドウを使用してメールを発信した場合のネットワーク上の弊害については保証しません。

[日本語環境のみ] メールツールの制限事項

[日本語環境のみ] dtmail から送られた日本語テキストのアタッチメントを表示できない (バグ ID: 4071688)

dtmail から通常の形式 (Internet MIME 形式) で送られたメールに日本語文字列を含むアタッチメントが添付されている場合、そのアタッチメントをメールツール上で表示できません。

回避方法 : 次のいずれかを行なってください。

[日本語環境のみ] MIME 形式の日本語メールを印刷できない (バグ ID: 1193169)

メールツールは MIME 形式の日本語メールを受信し、表示できますが、表示する際に日本語 EUC に変換しているため、表示以外の操作ではこの EUC 変換は行われません。メールツールからの印刷、ヘッダーウィンドウからのコピー、ペーストなどを行うと、日本語が正しく処理されません。

回避方法 : メールツールのヘッダーウィンドウから印刷ツールにドラッグ&ドロップを行うか、メールツールのプロパティで「メッセージウィンドウ」を選択し、印刷スクリプトの項目に次のように記述してください。

   jistoeuc | lp -s

[日本語環境のみ] 「変更内容を保存」を行うと MIME 形式の日本語メールが文字化けする (バグ ID: 1216748)

MIME で送られたメッセージを表示ウィンドウ上で編集した後、「変更内容を保存」を行うと、メッセージが文字化けしてしまいます。

回避方法 : メッセージウィンドウでは MIME 形式のメッセージを編集しないでください。編集してしまった場合には、確認ウィンドウで「変更内容を保存」を選択せずに「変更内容を破棄」を選択してください。