Solaris 8 4/01 ご使用にあたって (Intel 版)

パフォーマンス

パフォーマンス全般に関する注意事項について説明します。

PCI-IDE システム上で DMA が無効になる

デフォルトでは、Solaris ata デバイスドライバは、ATA/ATAPI デバイスに対して Direct Memory Access (DMA) 機能を無効にします。

ATA/ATAPI ドライブに対する DMA が適切にサポートされていないシステム上で問題が発生するのを避けるために、この機能は無効にされています。発生するほとんどの問題は、旧式のシステム BIOS に関連しています。

Solaris 8 オペレーティング環境のインストール後に、ataドライバの DMA 機能を有効または無効にするには、次の手順を実行してください。

  1. ブートフロッピーディスクまたは INSTALLATION (Multilingual) CD (システムが CD-ROM ブートをサポートしている場合) から、Intel 版 Solaris の Device Configuration Assistant (デバイス構成補助) を実行します。


    注 -

    Device Configuration Assistant フロッピーディスクを使用してブートする時に、新しい ata-dma-enabled 属性値がフロッピーディスク上に保存されます。したがって、属性値を変更した場合は、Device Configuration Assistant フロッピーディスクを再度使用した時に、変更後の値が有効になります。


  2. F2 キーを押して、デバイスを走査します。

  3. F2 キーを押して、ブートデバイスのリストを表示します。

  4. F4 キーを押して、View/Edit Property Settings を選択し、F2 キーを押します。

  5. ata-dma-enabled 属性の値を 1 に変更して、DMA を有効にします (値を 0 にすると DMA を無効にします)。

    1. ata-dma-enabled 属性をリストから選択し、F3 キーを押します。

    2. 1 を入力し、F2 キーを押して、有効にします (0 を入力して F2 キーを押すと無効になります)。

    3. F2 キーを押し、次に F3 キーを押して、Boot Solaris メニューに戻ります。

    4. どのデバイス (ネットワークアダプタまたは CD-ROM) からインストールを実行するかを選択し、F2 キーを押します。


    注 -

    DMA を有効にした後に問題が発生した場合は、DMA を無効にし (上記の手順で ata-dma-enabled 属性を 0 にし)、最新の BIOS でシステムを更新し、再度 DMA を有効にしてください。最新の BIOS については、ハードウェアのご購入先にお問い合わせください。