Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル

cachefree

説明

Solaris 8 リリースで、ファイルシステムページのキャッシュ方法が変更されました。これらの変更には、優先度ページング機能が含まれます。


注 –

cachefreepriority_paging の両方の設定を /etc/system ファイルから削除してください。


キャッシュ方法の変更により、ファイルシステムの動作に伴って発生する仮想メモリーシステムへの負担がほとんど解消されます。統計によると、次のような新しい動作が見られます。

  • ページ再利用の数が多くなります。これは、入出力が終了すると、ページが明示的に空リストに追加されるためです。

  • 空きメモリーが増えます。これは、空きメモリーのカウントにファイルキャッシュの大部分が含まれるためです。

  • 走査率が大幅に減ります。

コミットレベル

廃止または互換性がなくなる可能性あり

変更履歴

詳細は、cachefree (Solaris 2.6 リリースおよび Solaris 7 リリース)を参照してください。