Solaris DHCP の管理

NIS+ をデータストアとして選択できない

NIS+ をデータストアとして選択しようとして、DHCP マネージャのデータストアの選択肢に NIS+ が含まれていなかったり、NIS+ のインストールと実行が確認できないというメッセージが dhcpconfig から返されたりすることがあります。これは、このネットワークでは NIS+ が使用されている可能性はあるが、このサーバーには NIS+ が構成されていないことを意味します。NIS+ をデータとして選択するためには、サーバーマシンが NIS+ クライアントとして構成されている必要があります。

サーバーを NIS+ クライアントとして設定するためには、ドメインがすでに構成され、そのマスターサーバーが動作している必要があります。さらに、ドメインのテーブルのマスターサーバーがすでに作成され、ホストテーブルには新しいクライアントシステムのエントリ (DHCP サーバー) が存在している必要があります。『Solaris ネーミングの設定と構成』の「NIS+ クライアントの構成」で、NIS+ クライアントの構成についての詳細が説明されています。