障害の発生したネットワーク情報を、コンソールログ中の障害エラーメッセージから入手します。
syslogd(3C) のマニュアルページを参照してください。エラーメッセージは次のように表示されます。
moving addresses from failed IPv4 interfaces:hme1 (moved to hme0) |
または、次のようなエラーメッセージが表示されます。
moving addresses from failed IPv4 interfaces:hme1 (couldn't move, no alternative interface) |
システムに物理インタフェースを接続します。
物理インタフェースの交換方法については、cfgadm(1M) のマニュアルページ、『Sun Enterprise 6x00, 5x00, 4x00, and 3x00 システム Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』、または『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』を参照してください。
手順 1 のエラーメッセージの内容を参照し、アドレスを移動できなかった場合は手順 5 へ、アドレスが移動された場合は手順 4 へ進んでください。
次の指示に従って、障害迂回処理の一部として構成された論理インタフェースを結合解除します。
/etc/hostname.<moved_from_interface> (この場合は /etc/hostname.hme1) のファイルの内容を見て、障害迂回処理の一部として構成された論理インタフェースを確認してください。
次のコマンドを入力して、各障害迂回 IP アドレスを結合解除します。
# ifconfig moved_to_interface removeif moved_ip_address |
障害迂回アドレスは、failover パラメータが指定されたアドレス、または -failover パラメータが指定されていないアドレスです。-failover が指定された IP アドレスは、結合解除の必要がありません。
たとえば、/etc/hostname.hme0 ファイルの中に次の行が含まれている場合
inet 1.2.3.4 -failover up group one addif 1.2.3.5 failover up addif 1.2.3.6 failover up |
各障害迂回 IP アドレスを結合解除するためには、次のコマンドを入力します。
# ifconfig hme0 removeif 1.2.3.5 # ifconfig hme0 removeif 1.2.3.6 |
問題となっている各インタフェース用に次のコマンドを入力して、交換した物理インタフェースの IPv4 情報を再構成します。
# ifconfig removed_from_NIC <parameters> |
手順 4 の例を使用して、次のコマンドを入力します。
# ifconfig hme1 inet plumb # ifconfig hme1 inet 1.2.3.4 -failover up group one # ifconfig hme1 addif 1.2.3.5 failover up # ifconfig hme1 addif 1.2.3.6 failover up |