Sun Fire 880 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル

PCI カードの取り外し準備

実行項目

  1. カード上のデバイスの使用をすべて終了させます。

    入出力デバイスは、構成解除する前に、デバイスアクセスをすべてクローズしておかなければなりません。カード上に使用中のネットワークインタフェースが存在しないことを確認します。カードに接続されている記憶デバイスは、マウントを解除し、デバイスアクセスをクローズしておく必要があります。

    1. 構成解除するカード上のコンポーネントを特定するには、prtdiag(1M)ifconfig(1M)mount(1M)df(1)ps(1)、または swap(1M) の各コマンドを使用します。

    2. 構成解除するデバイスを開いているプロセスを表示するには、fuser(1M) コマンドを使用します。

    3. カードの提供する機能の使用をやめるように、すべてのユーザーに警告します。

  2. ifconfig コマンドを使用して、カード上のネットワークインタフェースの使用を終了させます。


    注 -

    ネットワークインタフェースが、一次ネットワークインタフェースであり、代替パスが利用できない場合は、その使用を終了させることはできません。


  3. カードが制御するディスクパーティションで、スワップ空間に使用されているものがある場合には、そのディスクパーティションをスワップ構成から削除します。

  4. umount(1M) コマンドを使用して、カードの制御するディスクパーティションに常駐するすべてのファイルシステムのマウントを解除します。その中には、Solstice DiskSuiteTM メタデバイスも含まれます。


    注 -

    ファイルシステムをハード的にロックしてから、lockfs コマンドを使用して、ファイルシステムのマウントを解除する必要のある場合があります。



    注意 - 注意 -

    ファイルシステムのマウント解除により、NFS クライアントシステムが影響を受ける場合があります。


  5. カードが制御しているディスクパーティションから Solstice DiskSuite データベースを削除します。

    Solstice DiskSuite データベースの位置は、システムユーザーにより選択され、変更されている可能性があります。

  6. VERITAS Volume Manager が使用するディスクグループを削除し、カードに関連するディスクを Volume Manager の制御からはずします。

    ディスクグループを削除し、ディスクをはずすには、vxdiskadm スクリプトを使用します。

  7. カードが制御するデバイスまたは raw パーティションを直接開いているプロセスに対しては、kill コマンドを使用してプロセスを強制終了するか、プロセスに指示して、カード上の開いているデバイスを閉じます。

  8. 切り離しに対して危険なデバイスが、カード上に存在する場合は、そのデバイスのインスタンスをすべて閉じ、modunload(1M) を使用して、ドライバの読み込みを解除します。

    Sun Fire 880 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』の「切り離し危険ドライバを使用した PCI カードを取り外す方法」を参照してください。

実行後