Sun Fire 880 システムに対する内部アクセスは、サービス認定者に限られています。内部コンポーネントの取り付け手順は、『Sun Fire 880 サーバー サービスマニュアル』に説明されています。同マニュアルは、Sun Fire 880 Server Online Documentation CD に含まれています。
電源に接続したままのシステムでは、キースイッチの位置に関係なく、その内部に危険なレベルの電力がかかっています。また、AC 電源コードが接続されていない場合でも、危険な電力レベルが、システムのバッテリーにもかかっています。オーナーマニュアルまたはサービスマニュアルの安全手順に従ってください。
システムの動作中、長い間、ドアを開けたままにすることは避けてください。すべてのドアは、温度制御による自動停止を防止するために必ず閉じてください。
システムが、DR 要件すべてに適合していることを確認します。動的再構成の要件についてを参照してください。
カードを取り付けるスロットを確認します。カードおよびスロットを特定する方法を参照してください。
故障カードの挿入は、システムクラッシュの原因となる場合があります。正常に動作することが確認されているカードだけを使用してください。
選択したスロットが、新しいカードを受け付ける準備ができているかを確認します。
システムの近くで作業している場合は、スロットの 3 つの LED がすべて消灯していることを確認します。
システムコンソールで作業している場合は、cfgadm コマンドを使用して、スロットの準備ができていることを確認します。カード状態を表示する方法を参照してください。
# cfgadm |
cfgadm からの出力で、選択したスロットの Receptable 列の状態が、empty または disconnected であり、Occupant 列が、unconfigured であることを確認します。
スロットにカードを物理的に取り付けます。
取り外しと交換手順については、『Sun Fire 880 サーバー サービスマニュアル』を参照してください。
カードに、ケーブルまたはインタフェースモジュールを接続します。
ホットプラグプッシュボタンまたは cfgadm コマンドを使用して、ホットプラグ操作を開始します。
システムの近くで作業している場合は、新しいカードを取り付けたスロットに対応するプッシュボタンを押します。
システムコンソールで作業している場合は、次のように、cfgadm コマンドと選択したスロットに対応する接続点 ID を入力します。
# cfgadm -c configure ap_id |
ホットプラグ操作は、DR 操作をサポートしている Sun Management Center ソフトウェアのバージョンを使用して、グラフィカルユーザーインタフェースにより開始することもできます。詳細は、『Sun Management Center ソフトウェア ユーザーマニュアル』および『Sun Management Center ソフトウェア ワークグループサーバーのための追補マニュアル』を参照してください。
スロットの障害 LED が、カードを構成している間、点滅します。障害 LED の点滅が終ると、プロセスも終了します。それに対し、障害 LED が点灯すると、プロセスが失敗したことを示します。
プロセスが失敗すると、スロットの電源は、自動的に切断されます。スロットに電源を投入して、カードのオンボード診断機能を実行するには、cfgadm コマンドの -x poweron オプションを、まず使用してください。
カードの追加後、DR ソフトウェアが、Solaris devfsadm コマンドを自動的に実行して、カードのデバイスすべての再構成を行います。devfsadm コマンドは、/etc/path_to_inst ファイルを、新しいデバイスの物理パス名で更新します。同じパス名が、/devices 階層に追加され、対応するリンクが、/dev ディレクトリに作成されます。
PCI カードを追加した場合は、必要に応じて、最終的な構成作業のすべてを実行します。