オプションを組み合わせることによって、診断の要件に応じてテストの数を増減することができます。たとえば、個々のテストインスタンスが同時に実行されるようにテストオプションを変更して、単一または複数のプロセッサに対する負荷レベルを上げることができます。以下の手順を単独で、または組み合わせて使用し、テストセッションの規模を調整することができます。
デバイス上で、同じテストのコピーを複数同時に実行することにより、テストセッション数を増減することができます。個々のコピーを「テストインスタンス」と呼びます。各テストインスタンスは、独立した、同一テストのプロセスです。テストインスタンスの数は、システムレベル、グループレベル、デバイスレベルで以下のように設定することができます。
以下のいずれかのレベルで Test_Execution オプションメニューを開きます。
システムレベル ―コントロールパネルの set_options メニューから Test_Execution を選択します。
グループレベル ― Test_Groups パネルで、グループの隣にある Options から Test_Execution を選択します。
デバイスレベル ― デバイスオプションメニューのデバイスから Test_Execution を選択します。
Num of Instances の設定を強調表示し、値を入力します。
Apply を強調表示し、Returnキーを押します。
テスト同時実行オプションは、テストセッション間のある時点で実行されるテストの数を設定します。テスト同時実行値は、1 度に 1 つのテストを実行するように設定することも、テストセッションの負荷レベルを上げるように大きく設定することもできます。
Schedule Option ダイアログボックス (システムレベルとグループレベル) には、設定を変更することでテストセッション数を増減できるオプションが 2 つあります。
System Concurrency ― システムレベルで同時に実行されるテストの最大数を設定します。この設定により、Group Concurrency オプションは無効になります。
Group Concurrency ― 同じグループ内で同時に実行されるテストの最大数を設定します。このオプションは、システムレベルとグループレベルで使用することができます。
以下のいずれかのレベルで Schedule オプションメニューを開きます。
システムレベル ― コントロールパネルの set_options メニューから Schedule を選択します。
グループレベル ― Test_Groups パネルで、グループの隣にある Options から Schedule を選択します。
concurrency の設定を強調表示し、値を入力します。
Apply を強調表示し、Returnキーを押します。
デフォルトでは、各テストインスタンスは、Solaris カーネルによってその時点で使用可能なプロセッサに割り当てられます。マルチプロセッサシステムでは、以下の手順でテストインスタンスを特定のプロセッサに割り当てることができます。
以下のいずれかのレベルで Test_Execution オプションメニューを開きます。
システムレベル ― コントロールパネルの set_options メニューから Test_Execution を選択します。
グループレベル ― Test_Groups パネルで、グループの隣にある Options から Test_Execution を選択します。
デバイスレベル ― デバイスオプションメニューのデバイスからTest_Execution を選択します。
Processor Affinity フィールドは、マルチプロセッサシステムでのみ表示されます。
Processor Affinity オプションは、cputest や fputest などのプロセッサテストでは使用できません。これらのテストは、システム上の各プロセッサに個別に関連付けられているため、異なるプロセッサに割り当てることはできません。
Processor Affinity の設定を強調表示し、値を入力します。
Apply を強調表示し、Returnキーを押します。