SunVTS セキュリティーモードの制御は、SunVTS をインストールするときに確立するのが最適です。
SunVTS で使用するセキュリティーレベルを決定する。
安全性の高い SEAM セキュリティーを選択する場合は、お使いのシステムが SEAM 上で動作していることを確認してください。
「SunVTS のインストール」 に従って、SunVTS をインストールする。
インストールプログラムから、SEAM セキュリティーを有効にするかどうかを尋ねられます。以下の説明に従って答えてください。
y (はい) (デフォルト)-SunVTS の Kerberos SEAM セキュリティーが有効になります。SunVTS のセキュリティー管理で必要な操作はこれだけです。SunVTS は、実際のネットワーク環境で SEAM ソフトウェアを構成する際に定義された認証方法によって、SunVTS へのアクセスを許可または拒否します。ネットワーク環境に SEAM ソフトウェアがインストール・構成されていない場合は、このセキュリティスキーマは使用しないでください。
n (いいえ)-基本セキュリティーファイルが使用され、SEAM セキュリティーは有効になりません。インストールが完了すると、テスト実行中システムのスーパーユーザーとして SunVTS にアクセスできます。別のユーザーを承認するには、.sunvts_sec ファイルを変更してください。
SunVTS をインストールした後で、セキュリティーを SEAM から基本へ、またはその逆に切り替える場合は、以下の手順に従ってください。
スーパーユーザーになる。
SunVTS が起動していないことを確認する。
以下のように、ディレクトリを SunVTS バイナリディレクトリに変更する。
# cd /opt/SUNWvts/bin |
SunVTS を /opt 以外のディレクトリにインストールする場合は、参照ディレクトリもそれに合わせて変更してください。
テキストエディタで .sunvts_sec_gss ファイルを開く。
このファイルには、後ろに以下のいずれかを付加した行が含まれています。
ON-SEAM セキュリティーが有効であることを示します。
OFF-SEAM セキュリティーが無効であり、基本セキュリティーが使用されていることを示します。
ON (または OFF) を反対に変更し、変更内容を保存し、テキストエディタを終了する。
ON と OFF は大文字で入力してください。大文字と小文字を区別します。
SunVTS を起動する。
指定したセキュリティー機構が有効になります。