SunVTS を起動するには以下の手順に従ってください。
スーパーユーザーになり、SunVTS の bin ディレクトリ (デフォルトでは /opt/SUNWvts/bin) に移動します。
ローカルシステムの場合は、以下のように入力します。
# ./sunvts |
SunVTS カーネルが動作している遠隔マシンの場合は、以下のように入力します。
# ./sunvts -h 遠隔ホスト名 |
遠隔ホスト名 には、遠隔マシンのホスト名を指定してください。
以下のように入力します。
# ./sunvts -t |
TTY インタフェースの共通コマンドを、表 1-1 に示します。
表 1-1 TTY インタフェースの共通コマンド
キー |
説明 |
---|---|
Tab |
他のパネルを選択します。選択したパネルはアスタリスク (*) で囲まれて表示されます。 |
Return |
オプションの選択、メニューの表示に使用します。 |
スペース |
選択の有効・無効を切り替えます。 |
矢印 |
選択したパネルにカーソルを移動します。 |
Escape |
ポップアップメニューまたはウィンドウを終了します。 |
Control-F |
オブションウィンドウを順方向にスクロールします。 |
Control-B |
オプションウィンドウを逆方向にスクロールします。 |
Control-X |
TTY インタフェースを終了します。ただし、テストマシン上の SunVTS カーネルは動作したままです。 |
図 1-1 に SunVTS CDE メインウィンドウを示します。
OPENLOOK インタフェースの使用方法については『SunVTS ユーザー マニュアル』を参照してください。
図 1-2 に SunVTS メニューバーの詳細を示します。
Commands メニューの機能を以下に示します。
Stop: テストを停止します。
Reset: パスおよびエラーを 0 にリセットし、一時停止します。
Suspend: 実行中のテストを一時停止します。
Resume: テストを再開します。
Connect to Host: SunVTS カーネルが動作する他のマシンに接続します。
Trace test: 有効にしたテストをトレースします。
Reprobe system: システムを再検索します。
Quit SunVTS: 次の機能を終了します : ユーザーインタフェースとカーネル、ユーザーインタフェースのみ、カーネルのみ。
View メニューのオプションを以下に示します。
Open System map
Close System map
Options メニューのオプションを以下に示します。
Thresholds
Notify
Schedule
Test execution
Advanced
Option files
Reports メニューには、システム構成を表示または印刷する System Configuration メニューと、ログファイル情報の表示、印刷、削除をする Log files メニューがあります。
DSched 表示メニューでは、以下の方法で SunVTS Deterministic Scheduler にアクセスできます。
Start DS-Deterministic Scheduler の機能を起動し、Deterministic Scheduler ダイアログボックスにアクセスします。
Show DS-DS ユーザーインタフェースを終了して、Deterministic Scheduler ダイアログボックスを表示します。
Quit Options-以下の終了オプションにアクセスします。
Quit DS UI only-Deterministic Scheduler を実行したままの状態で Deterministic Scheduler ダイアログボックスを終了します。
Quit DS-Deterministic Scheduler ダイアログボックスを終了し、Deterministic Scheduler を停止します。
Help メニューは、実行している SunVTS のバージョンおよび Solaris オペレーティング環境のリリースで実行できる SunVTS のバージョンの一覧を表示します。
Start: 有効にしたテストを開始します。
Stop: 実行中のテストを停止します。
Reset: パスおよびエラーのカウントを 0 にリセットし、 テストを一時停止します。
Host: SunVTS が動作するマシンに接続します。
Log: ログファイルを表示または印刷します。
Meter: システムパフォーマンスメーターを表示します。
Quit: Sun VTS ユーザーインタフェースのみを終了します。
状態パネルには以下の情報が表示されます。
テストが実行されているホスト名
テストされているモデル
テスト状態
システムパス
累積エラー
テスト経過時間
Logical マップ-装置を機能別にグループ化します。
Physical マップ-システム上の位置によってグループ化します。
システムマップ中の縮小されているグループを展開するには、View -> Open System Map コマンドを使用します。
システムマップは、各グループおよびデバイスのテストオプションへのアクセスを提供し、テストの結果を表示します。
アスタリスク-そのデバイスが現在テスト中であることを示します。
黒-テストが行われていないか最初のテストが完了していないことを示します。
緑-少なくとも 1 回のテストが、エラーなしで完了したことを示します。
赤-少なくとも 1 つのエラーが検出されたことを示します。
Default-SunVTS のデフォルトのデバイスの組を選択します。
None-すべてのデバイスを選択解除します。
All-すべてのデバイスを選択します。
Intervention-デバイスの準備が必要なテストを選択する前に、必要です。
Select Test Mode では、次のテストモードを選択することができます。
Connection test mode-選択されたデバイスに対して低負荷かつ高速なテストを行い、可用性と接続状態を調べます。
Functional test mode-Connection test mode よりも強力なテストをします。
Auto Config test mode-Automatic Configuration ダイアログボックスを表示して、Auto Config 機能へのアクセスを提供します。この機能は、テストオプションを自動的に設定します。
エラーや状態のメッセージが Sun VTS コンソールウィンドウに表示されます。
Max System Passes-すべてのテストに対する最大実行回数 (パス数) を指定します (制限なしにする場合は 0 を指定します)。
Max System Errors-すべてのテストに対する許容エラー回数を指定します (デフォルトは 1 です)。
Max System Time-すべてのテストに対する最大実行時間を分単位で指定します (制限なしにする場合は 0 を指定します)。
Send Email-テスト状態を記録した電子メールを送信します。
Email Address-テスト状態を記録した電子メールの送信先を指定します。
Log Period-テスト状態を記録した電子メールを送信する間隔を分単位で指定します。
Auto Start-SunVTS の開始時にテストを開始します。通常は Options Files オプションと共に使用します。
Single Pass-選択した各テストを 1 回だけ実行します。
System Concurrency-システム全体で同時に実行するテストの数を指定します。
Group Concurrency-同時に実行するテストグループを指定します。
Stress-テストの負荷を増加させます (一部のテストのみ)。
Verbose-SunVTS コンソールウィンドウに詳細メッセージを表示します。
Core File-Disabled に設定すると、コアファイルを作成する代わりにメッセージを記録することができます。
Run On Error-エラーの回数が最大許容エラー回数を超えると、システムが停止します。各テストにおいて、1 つのエラーにつき 3 つまでのエラーメッセージを報告することができます。
Max Passes-1 つのテストに対する最大実行回数 (パス数) を指定します。
Max Errors-1 つのテストに対する許容エラー回数を指定します (制限なしにする場合は 0 を指定します)。
Max Time-1 つのテストに対する最大実行時間を分単位で指定します (制限なしにする場合は 0 を指定します)。
Delay Time-連続する 2 つのテスト実行の間の休止時間を秒単位で指定します。
Number of Instances-スケーラブルテストに対するインスタンス数を指定します。
System Override-すべてのテストグループオプション、およびシステムグループオプションを Advanced Options ウィンドウでの設定に変更します (デフォルトは Enabled)。
Group Override-System Override が有効になっていなければ、すべてのテストシステムオプションを無効にし、このウィンドウで指定したグループオプションを有効にします。
Group Lock-特定のテストグループに対する変更を禁止します。
Test Lock-Group Override または System Override が有効になっていない限り、テストシステムのオプションに対するこのウィンドウからの変更を禁止します。
Options File Load/Store/Remove-ロード、格納、削除するファイルを指定するファイル名フィールドを表示します。