SunVTS を起動する前に、以下のような実行時の問題について考慮してください。
システムの負荷 - SunVTS を実行する前に、SunVTS によって加えられるシステムへの負荷とその負荷がユーザーに与える影響を考慮してください。選択したモードによっては、テストによってシステムの負荷が大幅に増大することもあれば、きわめて小さな負荷のこともあります。SunVTS を使用してシステム負荷のテストと検査を行う場合は、負荷を増大させます。
他のアプリケーションへの影響-SunVTS のテストによっては、アプリケーションが実行できないレベルまでシステム資源 (仮想メモリなど) に負荷がかかる場合があります。
システム機能 - SunVTS は、システムが実行レベル 3 (マルチユーザーレベル) で完全に起動している場合にだけ動作する、オンライン診断ツールです。シングルユーザーモード (保守モード) または実行レベル 0 (監視モード) では、SunVTS は動作しません。
スーパーユーザーのアクセス ― セキュリティー上の理由から、SunVTS を実行できるのは、スーパーユーザーだけです。ただし、SunVTS の基本的なセキュリティースキーマで SunVTS のセキュリティーファイルを編集した場合を除きます。
グラフィックステスト - フレームバッファーのテストを実行するときは、フレームバッファーを使用する他のアプリケーションまたはスクリーンセーバープログラムを実行しないでください。また、フレームバッファーグラフィックテストでは、画面にテストパターンが表示されるため、一時的にウィンドウ環境での作業ができなくなります。
スワップ空間 - テストに必要なスワップ空間の大きさは、個々のハードウェアおよびソフトウェアの構成によって大幅に異なります。マシンに十分な量のスワップ空間がない場合は、ウィンドウが表示されて、追加する必要のあるスワップ空間量を示すメッセージが示されます。
SunVTS 最新情報 - SunVTS の最新情報については、/opt/SUNWvts/README ファイルを参照してください。