socaltest は、SOC+ ホストアダプタカードの検査と障害の切り分けに有用です。カードに障害がある場合は、カード自体、GBICモジュール、ホストアダプタとホストメモリー間の DMA のどこに障害があるのかを切り分けます。
socaltest と enatest を同時に実行しないでください。テストが失敗する場合があります。
socaltest と disktest を同時に実行しないでください。テストが失敗する場合があります。
システムに負荷がかかっているときは、socaltest を実行しないでください。多数のインスタンスがある場合や、他のテストが実行されているときにsocaltest を実行すると、資源が制限されて、テストが失敗する場合があります。
ダイアログボックスを表示するには、システムマップにあるテスト名を右クリックし、Test Parameter Options を選択します。システムマップにこのテスト名が表示されない場合は、グループツリーを展開すると表示される場合があります。展開しても表示されない場合は、このテストに合ったデバイスがシステムに含まれていない可能性があります。詳細は、『SunVTS 4.5 ユーザーマニュアル』を参照してください。
表 50-1 のテスト以外に、socaltest は、ファームウェアに組み込まれているテストを起動することによって、SOC+ チップ、オンボード XRAM、ホスト制御バッファーの基本機能もテストします。
テストモード |
サポート |
説明 |
---|---|---|
接続テスト |
× |
サポートされていません。 |
機能テスト (オフライン) |
○ |
すべてのテストを実行できます。 |
ポートがディスクアレイに接続されている場合、内部および外部ループバックテストを行うことはできません。
/opt/SUNWvts/bin/socaltest 標準引数 -o dev=デバイス名, elb=enabled|disabled,ilb=enabled|disabled,lbf=enable|disable, ptn=pattern
表 50-3 socaltest のコマンド行構文
引数 |
説明 |
---|---|
dev=デバイス名 |
テストする socal ポート名を指定します。 |
elb=enabled|disabled |
外部ループバックテストを有効または無効にします。 |
ilb=enabled|disabled |
内部ループバックテストを有効または無効にします。 |
lbf=enable|disable |
ループバックフレームテストをを有効または無効にします。 |
ptn=pattern |
16 進数でパターンを指定します。例: ptn=0x7e7e7e7e |
64 ビットのテストは、sparcv9 サブディレクトリに格納されています (/opt/SUNWvts/bin/sparcv9/テスト名)。このディレクトリにテストが存在しない場合は、そのテストは、32 ビットのテストとしてだけ実行することができます。詳細は、「32 ビットテストと 64 ビットテスト」を参照してください。