Solaris 8 10/01 の日本語環境と DOCUMENTATION CD をインストールする場合に必要なディスク容量について説明します。
日本語環境と DOCUMENTATION CD をシステムにインストールするには、インストールするソフトウェアとディスクの構成に応じてファイルシステムを構築する必要があります。
Solaris Web Start 3.0 (Solaris 8 10/01 INSTALLATION (Multilingual) CD に含まれている) を使うと、Solaris オペレーティング環境および同梱のその他のソフトウェアをインストールするためのファイルシステムが自動的に配置され、これらのソフトウェアを一度に簡単にインストールできます。
一方、対話式インストール [ システムが Solaris Web Start 3.0 を実行するための要件を満たしていない場合や、細かいインストール設定を行いたい場合などは、対話式インストールを行なってください。] は、Solaris オペレーティング環境だけをインストールするように設計されているので、同梱のその他のソフトウェア容量も考慮したファイルシステムの自動配置を行うことはできません。同梱のソフトウェアもインストールする場合は、それらのソフトウェア容量を考慮して、手作業でファイルシステムを構成する必要があります。そして、Solaris オペレーティング環境のインストール終了後に、同梱の各ソフトウェア CD に含まれている Solaris Web Start 2.1.0 (installer)、または各ソフトウェアのインストール手順に従って、同梱のソフトウェアをインストールしてください。
次の表に、Solaris 8 10/01 SOFTWARE 1 of 2 CD、Solaris 8 10/01 SOFTWARE 2 of 2 CD、Solaris 8 10/01 LANGUAGES CD に含まれる日本語ロケール (ja、ja_JP.PCK、ja_JP.UTF-8) のパッケージをインストールするために必要なディスク容量を示します。Solaris 8 より、ファイルシステムの自動配置でデフォルトとして選択される領域は、ルート (/) とスワップ (swap) だけになりました。記載されている値は、このデフォルトのファイルシステムでインストールする場合にルートファイルシステムに必要なお勧め値 (括弧内は最小値) で、スワップ領域に必要な容量は含まれていません。インストールする日本語ロケールが 1 つの場合には、この表の値よりもおよそ 100M バイトほど少ない容量で済みます。
なお、対話式インストールで「ソフトウェアの選択」画面に実際に表示される各ソフトウェアグループの値は、スワップ領域を含んだ値です。この値は、インストールするシステムのディスクやメモリーのサイズによって異なります。
表 2-1 Solaris 8 10/01 (Intel 版) のソフトウェア容量 (単位: M バイト)ソフトウェアグループ | ルート (/) ファイルシステム |
---|---|
ja、PCK、UTF-8 すべて | |
全体ディストリビューションと OEM サポート | 1161 (987) |
全体ディストリビューション | 1161 (987) |
開発者システムサポート | 1118 (951) |
エンドユーザーシステムサポート | 709 (603) |
次の表に、アジア言語版の DOCUMENTATION CD に含まれている、日本語 AnswerBook2 パッケージとその容量を示します (その他のアジア言語のパッケージは省略)。これらのパッケージは、デフォルトで /opt にインストールされます。
表 2-2 Solaris 8 10/01 DOCUMENTATION CD のソフトウェア容量 (日本語版) (単位 : M バイト)パッケージ | AnswerBook 名 | 必要な容量の概算値 |
---|---|---|
SUNWamaja | Solaris 8 Reference Manual Collection - Japanese | 17 |
SUNWjaadm | Solaris 8 System Administrator Collection - Japanese | 19 |
SUNWjabe | Solaris 8 User Collection - Japanese | 17 |
SUNWjabsd | Solaris 8 Software Developer Collection - Japanese | 10 |
SUNWjdad | Solaris Common Desktop Environment Developer Collection - Japanese | 7 |
SUNWjinab | Solaris 8 Installation Collection - Japanese | 9 |
SUNWjopen | OpenBoot Collection - Japanese | 3 |
SUNWjorn | Solaris 8 10/01 Release Documents Collection - Japanese | 2 |
SUNWjsup6 | Solaris 8 10/01 Update Collection - Japanese | 8 |
日本語版には、Solaris 8 10/01 英語版に含まれるマニュアルの翻訳版と併せて、日本語固有のマニュアルが含まれています。
次の表に、英語 + ヨーロッパ言語版の DOCUMENTATION CD に含まれている、英語 AnswerBook2 パッケージとその容量を示します (ヨーロッパ言語のパッケージは省略)。これらのパッケージは、デフォルトで /opt にインストールされます。
表 2-3 Solaris 8 10/01 DOCUMENTATION CD のソフトウェア容量 (英語版)(単位 : M バイト)パッケージ | AnswerBook 名 | 必要な容量の概算値 |
---|---|---|
[英語] | ||
SUNWaadm | Solaris 8 System Administration Collection | 18 |
SUNWabe | Solaris 8 User Collection | 15 |
SUNWabsdk * | Solaris 8 Software Developer Collection | 14 |
SUNWakcs * | KCMS AnswerBook | 2 |
SUNWaman * | Solaris 8 Reference Manual Collection | 82 |
SUNWdtad | Solaris Common Desktop Environment Developer Collection | 8 |
SUNWinab | Solaris 8 Installation Collection | 7 |
SUNWolrn | Solaris 8 10/01 Release Documents Collection | 1 |
SUNWopen * | OpenBoot Collection | 4 |
SUNWsup6 | Solaris 8 10/01 Update Collection | 8 |
* 印が付いているパッケージには、日本語に翻訳されていないマニュアルが含まれています。それらのマニュアルをインストールする場合には、英語 + ヨーロッパ言語版の DOCUMENTATION CD からインストールしてください。
次の表に、AnswerBook2 文書サーバー (以降「文書サーバー」とします) を構成するパッケージ SUNWab2r、SUNWab2s、SUNWab2u をインストールするために必要な容量を示します。文書サーバーについての詳細は、Solaris 8 10/01 DOCUMENTATION CD (アジア言語版) に含まれている README_ja.html を参照してください。
表 2-4 文書サーバーのソフトウェア容量 (単位: M バイト)ディレクトリ | 必要な容量の概算値 |
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/ | 0.3 |
/usr | 33 |