Solaris 8 2/02 ご使用にあたって (Intel 版)

[日本語環境のみ] コード変換 (iconv)

iconv(3) および iconv(1) を通して利用できるコード変換に、以下のものが追加されました。

(入力側コードセット) 

(出力側コードセット) 

 PCK ibm5026
 PCK ibm5035
 PCK ibm930
 PCK ibm931
 PCK ibm939
 UTF-8 ibm5026
 UTF-8 ibm5035
 UTF-8 ibm930
 UTF-8 ibm931
 UTF-8 ibm939
 eucJP ibm5026
 eucJP ibm5035
 eucJP ibm930
 eucJP ibm931
 eucJP ibm939
 ibm5026 PCK
 ibm5026 UTF-8
 ibm5026 eucJP
 ibm5035 PCK
 ibm5035 UTF-8
 ibm5035 eucJP
 ibm930 PCK
 ibm930 UTF-8
 ibm930 eucJP
 ibm931 PCK
 ibm931 UTF-8
 ibm931 eucJP
 ibm939 PCK
 ibm939 UTF-8
 ibm939 eucJP
 UTF-8 ms932
 ms932 UTF-8
 UTF-8 UTF-8-ms932
 UTF-8-ms932 UTF-8

上記のコードセット名のうち Solaris 8 で初めてサポートされるものは、以下のとおりです。

(コードセット名) 

(概要) 

ibm930 

IBM CCSID 930 

SBCS はカタカナと英小文字両方をサポート。SBCS の英小文字に割り当てるコードはコードページ 37 (米国/カナダ) とは異なる。MBCS 中のユーザー定義文字領域は 4370 文字分。 

 ibm931

IBM CCSID 931 

SBCS はカタカナはサポートしない。MBCS は ibm930 と同じ。 

ibm939 

IBM CCSID 939 

SBCS はカタカナと英小文字両方をサポート。SBCS の英小文字に割り当てるコードはコードページ 37 (米国/カナダ) と同じ。MBCS は ibm930 と同じ。 

ibm5026 

IBM CCSID 5026 

MBCS 中のユーザー定義文字領域が 1880 文字分であることを除き ibm930 と同じ。iconv の動作は ibm930 の場合と同じ。

ibm5035 

IBM CCSID 5035 

MBCS 中のユーザー定義文字領域が 1880 文字分であることを除き ibm939 と同じ。iconv の動作は ibm939 の場合と同じ。

ms932 

このコードセットと他のコードセットの間の変換では WindowsNT 3.51 がマイクロソフトコードページ 932 と Unicode の間で行う変換に基づいた変換を行う。 

UTF-8-ms932 

ms932 からの変換の結果得られる UTF-8。eucJP、PCK など ms932 以外のコードセットからの変換の結果得られる UTF-8 との間で相互に変換が可能。