テキストエディタを使って sysidcfg という名前のファイルを作成します。
必要な sysidcfg のキーワードを入力します。
sysidcfg ファイルを保存します。
複数の sysidcfg ファイルを作成する場合は、それぞれのファイルを別々のディレクトリまたは別々のフロッピーディスクに保存する必要があります。
クライアントから次のファイルシステムまたはディレクトリを介して sysidcfg ファイルにアクセスできるようにします。
共有 NFS ファイルシステム。システムがネットワーク上でインストールできるように設定する際に、add_install_client(1M) の -p オプションで指定します。
UFS フロッピーディスクまたは PCFS フロッピーディスクのルート(/) ディレクトリ
一連の SPARC システムのための sysidcfg ファイルの例を次に示します。これらのシステムのホスト名、IP アドレス、およびネットマスクは、ネームサービスを編集することにより、すでに事前設定されています。このファイルにはすべてのシステム構成情報が事前設定されているので、カスタム JumpStart プロファイルを使ってカスタム JumpStart インストールを実行できます。
system_locale=en_US timezone=US/Central terminal=sun-cmd timeserver=localhost name_service=NIS {domain_name=marquee.central.sun.com name_server=connor(129.152.112.3)} root_password=m4QPOWNY |
一連の IA システムで、キーボード、グラフィックスカード、ポインティングデバイスがすべて同じ場合の sysidcfg ファイルの例を次に示します。これらのデバイス情報 (keyboard、display、 pointer) は、kdmconfig(1M) -d コマンドを実行して取得したものです。この例では、Solaris インストールプログラムで使用される言語 (system_locale) を選択するプロンプトがインストール前に表示されます。
keyboard=ATKBD {layout=US-English} display=ati {size=15-inch} pointer=MS-S timezone=US/Central timeserver=connor terminal=ibm-pc name_service=NIS {domain_name=marquee.central.sun.com name_server=connor(129.152.112.3)} root_password=URFUni9 |