フラッシュインストール機能を使用すると、マスターシステムと呼ばれるシステム上の Solaris オペレーティング環境のアーカイブを作成し、このアーカイブをクローンシステムと呼ばれる多数のシステムに複製できます。フラッシュインストールによるクローンシステムへのインストールは、以下の 3 つのプロセスで行います。
マスターシステムへのインストール - システムを 1 台選択し、Solaris の任意のインストール方法で Solaris オペレーティング環境およびその他のソフトウェアをインストールします。
フラッシュアーカイブの作成 - フラッシュアーカイブには、マスターシステム上のすべてのファイルのコピーが含まれます。
フラッシュアーカイブのクローンシステムへのインストール - システムにフラッシュアーカイブをインストールすると、アーカイブのすべてのファイルがそのシステムにインストールされます。新しくインストールされたシステムのインストール構成は、オリジナルのマスターシステムとまったく同じになります (このため、クローンシステムと呼ばれます)。
フラッシュインストール機能を使用して Solaris オペレーティング環境が稼働しているシステムをアップグレードすることはできません。行えるのは初期インストールだけです。