マスターシステムへのインストールの完了後、フラッシュインストールの次の作業として、フラッシュアーカイブを作成します。マスターシステム上のすべてのファイルは、さまざまな識別情報と共にフラッシュアーカイブにコピーされます。フラッシュアーカイブは、マルチユーザーモードまたはシングルユーザーモードでマスターシステムが稼働している間に作成できます。フラッシュアーカイブは、次のメディアのうちの 1 つからブートした後でも作成できます。
Solaris 8 DVD
Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD
Solaris 8 SOFTWARE CD と Solaris 8 LANGUAGES CD のイメージ
アーカイブは、システムができるだけ静的な状態である時に作成してください。
フラッシュアーカイブには、クローンシステムにインストールされるマスターシステムからの実際のファイルに加えて、アーカイブ識別情報が含まれます。フラッシュアーカイブの名前はユーザーが指定する必要があります。アーカイブについて指定できる情報には、次のものが含まれます。
アーカイブの作者
アーカイブの作成日
アーカイブを作成したマスターシステムの名前
指定できるアーカイブ識別情報の完全なリストは、identification セクションのキーワードを参照してください。
アーカイブについての情報を検出するには、flar コマンドを使用してください。手順の詳細は、identification セクションのキーワードを参照してください。
フラッシュアーカイブを作成した後、そのアーカイブをマスターシステムのハードディスクまたはテープに保存できます。保存後は、任意のファイルシステムまたは媒体へそのアーカイブをコピーできます。
ネットワークファイルシステム (NFS) サーバー
HTTP サーバー
テープ
CD, DVD
フロッピーディスク
インストールしたいクローンシステムのローカルドライブ
フラッシュアーカイブを作成する際は、compress(1) ユーティリティを使用して、そのアーカイブが圧縮ファイルとして保存されるように指定することができます。圧縮されたアーカイブはディスク容量が少なくてすみ、ネットワークを介してアーカイブをインストールする場合の負荷も減ります。