Solaris 8 のインストール (上級編)

一般的な問題

問題 

解決方法 

IA システムのみ。 

Solaris 8 ルートスライスは、ディスクの最初の 1024 シリンダ内になければならない。そうでないと、インストール後にシステムのブートが失敗する。

最初の fdisk パーティションが一次 DOS (PRI DOS) である場合、fdisk コマンドを使ってそこから領域を削除し、再びブートします。最初の fdisk パーティションが拡張 DOS (EXT DOS) または他のオペレーティングシステムである場合、fdisk コマンドを使ってそれを削除し、再びブートします。

問題 

解決方法 

IA システムのみ。 

メモリー増設用以外の PC カードを挿入すると、システムがハングまたはパニックを起こす。 

メモリー増設用以外の PC カードは、他のデバイスが使用している同じメモリーリソースを使用できません。これを修正するには、DOS のデバッガを使用して、デバイスのメモリー使用状況を調べます。次に、下記の手順に従って、手作業で PC カードデバイス用にメモリーリソースを予約します。 

  1. Solaris 8 Device Configuration Assistant フロッピーディスクを使用して、システムをブートします。

  2. 「デバイスタスク (Device Tasks)」メニューに移動します。

  3. 「デバイスの検査/編集 (Review/Edit Devices)」を選択します。

  4. 「デバイスの追加 (Add Device)」を選択します。

  5. 「デバイスの定義 (Define Device)」を選択します。

  6. EISA ID 命名規約に従った一意の名前 (たとえば、ITD4001) を入力して、「継続 (Continue)」を選択します。

  7. リソースのリストから「メモリーアドレス (Memory Address)」を選択して、「継続 (Continue)」を選択します。

  8. 予約するアドレスの範囲 (たとえば、CA800–CFFFF) を入力して、「継続 (Continue)」を選択します。

  9. 「デバイスタスク (Device Tasks)」メニューに戻って、「構成を保存 (Save Configuration)」を選択します。

  10. システムをリブートします。

 問題

解決方法 

IA システムのみ。 

事前ブート段階では、Solaris 8 Device Configuration Assistant プログラムが、システム上の IDE BIOS 一次ドライブを検出しなかった。 

  • 古いドライブを使用している場合、サポートされていないことがあります。『Solaris 8 ハードウェア互換リスト (Intel 版)』で確認してください。

  • リボンと電源ケーブルが正しく接続されているか確認します。ハードウェアのマニュアルで確認してください。

  • 1 台のドライブだけがコントローラに接続されている場合、ジャンパを設定して、そのドライブをマスタードライブとして指定します。一部のドライブでは、単一マスター用のジャンパ設定が、スレーブといっしょに動作するマスター用のジャンパ設定と異なる場合があります。未使用のコネクタがケーブルの終端にあるときに発生する信号障害を抑制するために、ケーブルの終端にあるコネクタにドライブを接続します。

  • 2 台のドライブがコントローラに接続されている場合、1 台目のドライブをマスター (またはスレーブといっしょに動作するマスター) としてジャンパ設定して、2 台目のドライブをスレーブとしてジャンパ設定します。

  • 1 台目のドライブがハードディスクで、2 台目のドライブが CD-ROM ドライブの場合、ジャンパを設定して、そのドライブをスレーブドライブとして指定します。ドライブがケーブルのどのドライブコネクタに接続されていてもかまいません。

  • 1 つのコントローラと 2 台のドライブの組み合わせで問題が残る場合、1 台ずつドライブを接続して、各ドライブが動作していることを確認します。ドライブをマスターまたは単一マスターとしてジャンパ設定して、IDE リボンケーブルの終端にあるドライブコネクタを使用してドライブを接続します。各ドライブが動作することを確認して、次にドライブをもう一度マスターとスレーブの構成にジャンパ設定します。

  • ドライブがディスクドライブの場合、BIOS 設定画面を使用して、ドライブタイプ (シリンダ、ヘッド、セクターの数を示す) が正しく構成されていることを確認します。一部の BIOS ソフトウェアは、ドライブタイプを自動的に検出する機能を持っています。

  • ドライブが CD-ROM ドライブの場合、BIOS 設定画面を使用して、ドライブタイプを CD-ROM ドライブとして構成します (BIOS ソフトウェアがこの機能を持っている場合のみ)。

  • MS-DOS がドライブを認識しない場合、ハードウェアまたは BIOS 構成の問題が考えられます。ほとんどのシステムでは、MS-DOS CD-ROM ドライバがインストールされている場合、IDE の CD-ROM ドライブは MS-DOS でしか認識されません。

問題 

解決方法 

IA システムのみ。 

事前ブートの段階で、Solaris 8 Device Configuration Assistant プログラムがシステム上の IDE または CD-ROM ドライブを見つけることができない。 

  • ディスクが BIOS で無効にされている場合は、Solaris 8 Device Configuration Assistant フロッピーディスクを使用して、ハードディスクからブートします。

  • システムがディスクを持っていない場合は、ディスクレスクライアントにします。

問題 

解決方法 

IA システムのみ。 

システムがプロンプトを出す前にハングする。 

Solaris 8 ハードウェア互換リスト (Intel 版)』を参照してください。