keybind(4)
名前
- keybind– libmle 用キーバインド定義ファイル
形式
/usr/lib/mle/locale/csname/keybind
機能説明
- (A)
-
JIS-X0201 ローマ字用図形文字集合 (英数字・特殊文字) のうち、下記に示すもの (\、#、+、^、(、) の 6 種類の文字は、「(C) エスケープ文字」として指定する)
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C ... Z a b c ... z ! " $ % & ' * , - . / * ; < = > ? @ [ ] _ ` { | } ~
- (B)
-
JIS-X0201 カタカナ用図形文字集合 (半角カタカナ)
- (C)
-
- \\ バックスラッシュ (\)
- \# 番号記号 (#)
- \+ 正符号 (+)
- \^ アクサンシルコンフレックス (^)
- \( 左小かっこ (()
- \) 右小かっこ ())
- \b Back Space
- \d Delete
- \e Escape
- \n 改行
- \r 復帰
- \s 間隔 (空白)
- \t 水平タブ
- \ooo 8 進数 (o : 0 ... 7)
- \xhh 16 進数 (h : 0 ... 9 a b c d e f)
- (D)
-
ファンクションキー \<KEY_BREAK> 以下のキーの意味は terminfo(4) を参照してください。
以下のファンクションキーの定義は mle(1) からは使用できません。
- \F01 ... \F12
-
キーボード上部のファンクションキー
- \B01 ... \B04
-
キーボード下部のファンクションキー
- \L01 ... \L12
-
キーボード左部のファンクションキー
- \R01 ... \R16
-
キーボード右部のファンクションキー
- \<KEY_BREAK>
- \<KEY_DOWN>
- \<KEY_UP>
- \<KEY_LEFT>
- \<KEY_RIGHT>
- \<KEY_HOME>
- \<KEY_BACKSPACE>
- \<KEY_F0> ... \<KEY_F63>
- \<KEY_DL>
- \<KEY_IL>
- \<KEY_DC>
- \<KEY_IC>
- \<KEY_EIC>
- \<KEY_CLEAR>
- \<KEY_EOS>
- \<KEY_EOL>
- \<KEY_SF>
- \<KEY_SR>
- \<KEY_NPAGE>
- \<KEY_PPAGE>
- \<KEY_STAB>
- \<KEY_CTAB>
- \<KEY_CATAB>
- \<KEY_ENTER>
- \<KEY_SRESET>
- \<KEY_RESET>
- \<KEY_PRINT>
- \<KEY_LL>
- \<KEY_A1>
- \<KEY_A3>
- \<KEY_B2>
- \<KEY_C1>
- \<KEY_C3>
- \<KEY_BTAB>
- \<KEY_BEG>
- \<KEY_CANCEL>
- \<KEY_CLOSE>
- \<KEY_COMMAND>
- \<KEY_COPY>
- \<KEY_CREATE>
- \<KEY_END>
- \<KEY_EXIT>
- \<KEY_FIND>
- \<KEY_HELP>
- \<KEY_MARK>
- \<KEY_MESSAGE>
- \<KEY_MOVE>
- \<KEY_NEXT>
- \<KEY_OPEN>
- \<KEY_OPTIONS>
- \<KEY_PREVIOUS>
- \<KEY_REDO>
- \<KEY_REFERENCE>
- \<KEY_REFRESH>
- \<KEY_REPLACE>
- \<KEY_RESTART>
- \<KEY_RESUME>
- \<KEY_SAVE>
- \<KEY_SBEG>
- \<KEY_SCANCEL>
- \<KEY_SCOMMAND>
- \<KEY_SCOPY>
- \<KEY_SCREATE>
- \<KEY_SDC>
- \<KEY_SDL>
- \<KEY_SELECT>
- \<KEY_SEND>
- \<KEY_SEOL>
- \<KEY_SEXIT>
- \<KEY_SFIND>
- \<KEY_SHELP>
- \<KEY_SHOME>
- \<KEY_SLEFT>
- \<KEY_SMESSAGE>
- \<KEY_SMOVE>
- \<KEY_SNEXT>
- \<KEY_SOPTIONS>
- \<KEY_SPREVIOUS>
- \<KEY_SPRINT>
- \<KEY_SREDO>
- \<KEY_SREPLACE>
- \<KEY_SRIGHT>
- \<KEY_SRSUME>
- \<KEY_SSAVE>
- \<KEY_SSUSPEND>
- \<KEY_SUNDO>
- \<KEY_SUSPEND>
- \<KEY_UNDO>
- (E)
-
日本語 EUC コードセット 1 JIS-X0208-1990 で規定された図形文字集合の 13 区にベンダー定義文字 (この場合は、特殊記号)を割り当てた図形文字集合
- (F)
-
入力キー属性 + 「英数字・特殊文字」 キー属性は、下記の「修飾子」を小かっこで囲ったものを「英数 字・特殊文字」の前に書きます。複数のキー属性を同時に指定する場合は、正符号(+)で区切って書きます。
shift lock control mod1 mod2 mod3 mod4 mod5
(<キー属性>+ ... +<キー属性>)<英数字・特殊文字>
たとえば、SHIFT KEYとCONTROL KEYと同時に 'A' を押した場合は次のようになります。
(shift+control)A
- (G)
-
制御コード入力属性値のうちとくに control については、下記の 32 文字 に「コントロール修飾子」を付加したものに限り、「アクサンシルコンフレックス (^)」を前に付けると替わりになります。
@ a b c d ... x y z [ \ ] ^ _
たとえば次のようになります。
^@ (control)@ ‸A (control)a ‸Z (control)z ‸[ (control)[ (Escape) ‸\\ (control)\\ ‸] (control)] ‸^ (control)\^ ‸_ (control)_
- リージョン指定
-
キーワード 指定リージョン INTERM 変換 リージョン SELECT 選択 リージョン MISC 補助リージョン * 上記のいずれかで指定されていないすべてのリージョン
これらは最初の一文字だけで判断されるので、それぞれ 'I'、'S'、'M' と略記できます。補助 (MISC) リージョンの「文字入力フィールド」と「項目選択フィールド」 に関しては、それぞれ「変換リージョン」および「選択リージョン」に準じた 扱いをします。それらを指定する場合には、M(ISC) の後にスラッシュ (/) に 続けてそれぞれ 'I'、'S' を書きます。
キーワード 指定リージョン (フィールド) M/I 補助リージョン (文字入力) M/S 補助リージョン (項目選択)
複数のリージョンに対して同じ機能を定義する場合、<リージョン指定> として複数のリージョン (を示すキーワード) を コンマ (,) で区切って並べて書くことができます。
S,M/S { .. <状態指定>:<機能指定> .. }
- 状態指定
-
<状態指定>は、下記に示すキーワードを用いて表します。キーワードも先頭の 1 文字で識別されるため、CONV のかわりに C と略記できます。複数の「状態」に対して同じ「機能」を割り当てる場合には、それぞれをコンマ (,) で区切って書くことができます。
キーワード リージョン指定 状態 I I, S, M/I, M/S CS_STATE_INI E I, M/I CS_STATE_EDIT C I, M/I CS_STATE_CONV C S, M/S CS_STATE_CHOICE K I, S, M/I, M/S CS_STATE_KAKUTEI B I, S, M/I, M/S CS_STATE_BUSY * I, S, M/I, M/S 上記いずれでも指定されない状態
keybind ファイルは libmle のための キーバインド定義情報を記述するファイルです。ファイルは一般のテキストファイル形式になっており、通常のテキストエディタで編集可能です。
行の最初に `#' があるとその行は注釈行として解釈します。
各行がひとつひとつの 機能定義レコードを表します。1 行が長くなる場合、行末にバックスラッシュ(\)を置くと次行に継続することができます。
機能定義レコード は、入力キーと機能定義の 2 つのフィールドからなり、それらの間は空白文字またはタブ文字によって区切られます。
入力キー
このフィールドは行の先頭に置いてください。
<入力キー> は、下記の (A) から (G) で示されるものを複数個 (空白文字やタブで 区切らずに) 並べたものとして指定します (ただし、これら (A) から (G) のうちどれを受け付けるかは、変換サーバーごとに決められます)。
機能定義
ある入力キーに対する機能定義は、いくつかの「リージョンごとの機能定義」を セミコロン (;) で区切って並べたものです。
<リージョン-1 機能定義> ; ..... ; <リージョン-n 機能定義>
あるリージョンに対する「リージョン毎の機能定義」の一般形を示します。
<リージョン指定> { <状態指定> : <機能指定> }
"{" と "}" の中に書かれる「<状態指定> と <機能指定>」の組は、セミコロン (;) で区切って複数個書くことができます。
関連項目
ファイル
SunOS 5.8 最終更新日 1999年12月7日- © 2010, Oracle Corporation and/or its affiliates