Solaris 8 2/04 ご使用にあたって (SPARC 版)

Solaris 8 のインストールを開始する前に知っておく必要がある注意事項とバグ情報

Solaris 8 ソフトウェアのインストールを始める前に知っておく必要がある注意事項とバグ情報について説明します。

アップグレード時に不要な言語がインストールされるため、容量不足になる (バグ ID: 4414329)

Solaris 2.6 および Solaris 7 のどちらかのオペレーティング環境を CD または CD イメージを使用してアップグレードすると、対応するロケールがシステム上に存在しない、不要なヨーロッパ言語がインストールされることがあります。ファイルシステムに十分な容量がない場合、アップグレードを完了することができなくなります。そのため、必要な言語がインストールされない可能性があります。

回避方法 : 次のいずれかを実行してください。

旧バージョンの Solaris Management Console ソフトウェア は Solaris Management Console 2.0 ソフトウェアと互換性がない

Solaris Management ConsoleTM 1.0、1.0.1、1.0.2 のいずれかのソフトウェアがインストールされた状態で Solaris 8 10/01 オペレーティング環境およびその互換バージョンにアップグレードする場合は、アップグレードの前に Solaris Management Console ソフトウェア をアンインストールする必要があります。Solaris Management Console 2.0 ソフトウェアは、旧バージョンの Solaris Management Console ソフトウェア と互換性がありません。システムに SEAS 2.0、SEAS 3.0、Solaris 8 Admin Pack のいずれかがインストールされていると、Solaris Management Console ソフトウェア が終了することがあります。

回避方法 : 次のいずれかを実行してください。

ロケール選択機構の変更

Solaris 8 では、インストールするロケールを選択する機構が変更されました。Solaris 2.5.1、Solaris 2.6、Solaris 7 では、選択するソフトウェアグループ (ソフトウェアクラスタ) によって、インストールするロケールが決定されていました。Solaris 8 では、新しいインストールインタフェースが導入されたため、地域を選択することによって必要なロケールをインストールできます。このため Solaris 8 では、オペレーティングシステムのインストール時に、Solaris 2.5.1、Solaris 2.6、Solaris 7 よりも柔軟にシステム構成をカスタマイズできるようになりました。

特に、次の点に注意してください。