Access Manager は Sun JavaTM Enterprise System (Java ES) のコンポーネントの 1 つで、ネットワーク環境またはインターネット環境に分散したエンタープライズアプリケーションをサポートするためのサービスを提供するソフトウェアコンポーネントで構成されています。Access Manager には、次の主な機能が備えられています。
ロールとルールの両方に基づくアクセス制御を使用した集中化された認証および認証サービス
組織の Web ベースアプリケーションへのシングルサインオン (SSO) アクセス
Liberty Alliance Project および SAML (Security Assertions Markup Language) と連携したアイデンティティーサポート
管理者およびユーザーのアクティビティーを含む重要な情報の Access Manager コンポーネントによるロギング。この記録をあとで分析、報告、監査に使用できます。ロギングは J2SE ロギング API (java.util.logging) をベースに実行されます。
Access Manager は、ディレクトリサービス、アクセス管理、プロビジョニング、連携などのアイデンティティー情報の利用、共有、および管理を行うために必要な機能を提供する Sun アイデンティティー管理製品群の一部でもあります。アイデンティティー管理製品群には次の製品があります。
Sun Java System Access Manager
Sun Java System Directory Server Enterprise Edition
Sun Java System Federation Manager
Sun Java System Identity Auditor
Sun Java System Identity Manager
Sun Java System Identity Manager Service Provider Edition
各コンポーネントの詳細については、次の Sun ソフトウェア Web サイトを参照してください。http://jp.sun.com/products/software/
次の図に、Access Manager、Identity Manager、および Directory Server のアイデンティティー管理コンポーネントを示します。
Sun Java System Identity Manager には、ユーザープロビジョニング、パスワード管理、同期サービス、包括的な監査とレポート作成、および管理の委譲といった機能があります。Identity Manager は Sun Java Enterprise System のコンポーネントではありません。Identity Manager をご使用の配備環境で使用する場合、または詳細情報の入手をご希望の場合は、Sun Microsystems の技術担当者、または次のサイトにある Sun 事業所にご連絡ください。http://www.sun.com/sales-n-service/WWSales.html
Access Manager に関する詳細な説明については、『Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 Technical Overview』を参照してください。