Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 配備計画ガイド

システム管理者

Access Manager を配備し、その可用性を維持する上で、適切なリソースが存在することは重要です。以下に示すレベルで、システム管理者が必要です。補助的な管理者には、Access Manager の配備先ソフトウェアコンテナの配備およびパフォーマンスを担当する Web コンテナ管理者も含まれます。

Access Manager 管理者

Access Manager 管理者は、Access Manager の配備と保守を担当します。この管理者は、共通サービスの可用性を保証し、一般的にインフラストラクチャーに必要な拡張を加え、特にポリシーとロールを設定します。また、ガイドラインを策定して統合作業のサポートに役立てるとともに、LOB アプリケーション管理者への技術サポートも行います。Java、XML、LDAP、HTTP、および Web アプリケーションアーキテクチャーの理解が必須です。

Directory Server 管理者

Access Manager の配備を考慮する前から、認証および承認に使用される企業のディレクトリサービスが組織内のグループにより管理されていることがよくあります。Directory Server 管理者は、ディレクトリサービスの可用性の管理だけでなく、アイデンティティー管理インフラストラクチャーのサポートに必要な変更も含め、現在定義されているLDAP スキーマやアイデンティティーデータへの追加や変更の受け入れおよび統合も担当します。

ハードウェア、データセンター、ネットワーク管理者

大規模な組織は、通常、ハードウェア、オペレーティングシステム、データセンター、およびネットワーク管理をミドルウェア管理から切り離すことでスケールメリットを追求します。この種の企業の場合、これらの管理者間で明確に意思を疎通させることが重要になります。配備を成功させる上で、特定のマシンにアクセスできることや、特定のネットワーク構成を確立することが重要な場合があります。これらの管理者に常にプロジェクトの主要管理点や要件を意識させることで、スムーズなロールアウトが可能になります。