Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 配備計画ガイド

Access Manager の複数サーバー配備

Access Manager を複数のサーバーに配備する場合、2 台以上のホストサーバーに、それぞれ 1 つ以上の Access manager インスタンスを配備します。それぞれの Access Manager インスタンスは同じ Directory Server にアクセスします。配備環境に応じて、Directory Server インスタンスをマルチマスターレプリケーション (MMR) 設定にすることができます。

1 番目のホストサーバーにインストールされた Access Manager インスタンスは、Directory Server のインスタンスを指し示します。Java ES インストーラを使用したインストールでは、実際の配備に応じて既存の Directory Server が、既存のディレクトリ情報ツリー (DIT) を使用するか、使用しないかを選択できます。

Java ES インストーラを実行して、その他のサーバーに Access Manager のそれ以外のインスタンスをインストールし、既存の DIT を使用して、Access Manager インスタンスが Directory Server を指し示すようにします。このとき Access Manager は、Directory Server がすでに存在しているものと認識しているため、情報を一切 Directory Server に書き込みません。

次の図には、1 つの Directory Server に対して、異なるホストサーバー上に配備され た複数の Access Manager インスタンスを示しています。

図 4–2 1 つの Directory Server に対する複数の Access Manager インスタンス

1 つの Directory Server に対する複数の Access Manager インスタンス

詳細については、「複数のホストサーバーへの Access Manager のインストール」を参照してください。