Sun Java System Access Manager 7 2005Q4 配備計画ガイド

キー値の変更

パスワード暗号化キーを変更するには、次の手順に従います。

  1. 1 番目の Access Manager インスタンスがインストールされているホストサーバーにスーパーユーザー (root) としてログインするか、スーパーユーザーになります。

  2. 1 番目の Access Manager インスタンスの AMConfig.properties ファイルで、次の属性の値を取得し、保存します。

    • パスワード暗号化キー: am.encryption.pwd

    • 共有シークレット: com.iplanet.am.service.secret

    AMConfig.properties ファイルは次のディレクトリにインストールされます。

    • Solaris システム: /etc/opt/SUNWam/config

    • Linux システム: /etc/opt/sun/identity/config

  3. 2 番目の Access Manager インスタンスが配備されているサーバーにスーパーユーザー (root) としてログインするか、スーパーユーザーになります。

  4. 念のため、/config ディレクトリの AMConfig.properties ファイルと serverconfig.xml ファイルをバックアップします。

  5. 2 番目の Access Manager インスタンスの Web コンテナを停止します。たとえば、Solaris システムで、Web Server が Web コンテナの場合は次のようになります。


    # cd /opt/SUNWwbsvr/https-host2-name
    #./stop
  6. AMConfig.properties ファイルを編集して、am.encryption.pwdcom.iplanet.am.service.secret の値を、手順 2 で 1 番目の Access Manager インスタンスから保存した値に置き換えます。

  7. am.encryption.pwd で定義されている暗号化キーを変更したため、ampassword ユーティリティーを実行して、serverconfig.xml ファイルのパスワードを再暗号化し、置き換える必要があります。serverconfig.xml のパスワードは、<DirPassword> 要素によって識別されます。次の場合について考慮します。

    パスワードが同じ場合: puser dsameuser のパスワードが serverconfig.xmlamadmin パスワードと同じ場合は、ampassword を実行して amadmin パスワードを再暗号化します。Solaris システムの場合は次のようになります。

    # cd /opt/SUNWam/bin
    # ./ampassword --encrypt password
    

    ここで password は、1 番目のインスタンスをインストールしたときに amadmin に使用したパスワードです。ampassword の出力 (新しい暗号化パスワード) を使用して、2 番目のインスタンスの serverconfig.xml の 2 つのパスワードを置き換えます。

    パスワードが異なる場合: puser dsameuser のパスワードが serverconfig.xmlamadmin パスワードと異なる場合は、ampassword を実行して各パスワード (type="proxy"type="admin) を再暗号化します。

    ampassword の出力 (新しい暗号化パスワード) を使用して、2 番目のインスタンスの serverconfig.xmlpuserdsameuser のパスワードを置き換えます。

  8. 2 番目の Access Manager インスタンスの Web コンテナを再起動します。たとえば、Solaris システムで、Web Server が Web コンテナの場合は次のようになります。


    # cd /opt/SUNWwbsvr/https-host2-name
    # ./start
  9. 配備されている Access Manager のほかの追加インスタンスについて、手順 3 から手順 8 を繰り返します。