この節では Message Queue 4.0 の一般的な問題を説明しています。中には以前のバージョンの Message Queue で発生した問題もあります。
次に示す問題は Message Queue 4.0 製品のどちらの版にも影響します。
SOAP クライアント。これまでは、mail.jar および mail.jar を参照するために使用する SAAJ 1.2 実装 JAR が CLASSPATH 内に存在する必要はありませんでした。SAAJ 1.3 では、この参照が削除されたため、Message Queue クライアントが mail.jar を明示的に CLASSPATH 内に配置する必要があります。
Message Queue 4.0 では、LDAP サーバーをユーザーリポジトリとして使用するためのブローカ設定の例が、config.properties ファイルのコメント領域に用意されています。default.properties ファイルにある LDAP ユーザーリポジトリの例は、コメントアウトされています。
従来、default.properties ファイルにある、LDAP ユーザーリポジトリプロパティー設定例のプロパティー値に依存していた場合、JMS アプリケーションクライアントは、JMS 接続を作成しようとするとセキュリティーの例外を受け取ります。これは、Message Queue 4.0 へのアップグレード後に発生します。
JMS クライアントが Message Queue 4.0 ブローカへの接続を作成しようとすると、ブローカログでエラーとなり、JMS クライアントは次の例外を受け取ります。
SecurityException. 20/Aug/2004:11:16:41 PDT] ERROR [B4064]: Ldap repository ldap property .uidattr not defined for authentication type basic:com.sun.messaging.jmq.auth.LoginException: [B4064]: Ldap repository ldap property .uidattr not defined for authentication type basic
回避策 『Sun Java System Message Queue 3 2005Q4 管理ガイド』の第 8 章にある指示に従い、ブローカプロパティー imq.user_repository.ldap.uidattr を設定します。