次に示す問題は Message Queue ブローカに影響します。
Ctrl-C を使用してブローカをシャットダウンする場合、ストアが閉じられたあとにトランザクションがクリーンアップされることがある (バグ ID 49344466)。
メッセージまたはトランザクションの処理中にブローカがシャットダウンされた場合、「ストアが閉じられた後に、ストアメソッドがアクセスされました。」という内容のエラーをブローカが表示することがあります。
回避策 エラーメッセージは無視できます。ブローカはコンシューマへのエラーの通知を正しく処理します。このエラーは、システムの信頼性には影響を与えません。
持続ストアがあまりにも多くの送信先を開く場合、ブローカがアクセス不可能になる (バグ ID 4953354)。
回避策 この状態はブローカがシステムのオープンファイル記述子の制限に達したことが原因です。Solaris や Linux では、ulimit コマンドを使って、ファイル記述子の制限を増やします。
送信先が破棄された場合、コンシューマが孤立する (バグ ID 5060787)。
送信先が破棄された場合、アクティブコンシューマが孤立します。いったんコンシューマが孤立すると、送信先が再作成された場合でもメッセージを受信しなくなります。
回避策 この問題には、回避策がありません。
JMSMessageID を使用したメッセージ選択が機能しない (バグ ID 6196233)。
回避策 次のセレクタを変更します。
JMSMessageID = "ID:message-id-string"
次のように変更します。
JMSMessageID IN (’ID:message-id-string’, ’message-id-string’)
Message Queue のキューブラウザが、コミットされていないメッセージも表示する (バグ ID 6264003)。
キューの内容を検索するとき、キューブラウザの列挙に、トランザクション内で生成されたがまだコミットされていないメッセージが表示されることがあります。
回避策 この問題には、回避策がありません。
クラスタ内のブローカの接続が切断されます (バグ ID 6377527)。
この問題の原因の 1 つとして、接続が切断されたブローカのアドレスがループバック IP アドレス (127.0.0.1) として解決されていることが考えられます。
回避策 ブローカのアドレスがループバック IP アドレスとして解決されないようにします。