Sun Java System Application Server Platform Edition 9 リリースノート

インストール

この節では、インストールおよびアンインストールに関する既知の問題とその解決方法を示します。

一部の Linux システムで、「完了」ボタンをクリックしたあとにインストールの終了でハングアップする。(5009728)

この問題は、いくつかの Linux システム上で発生していました。これは Java Desktop System 2 でもっとも一般的に見られますが、RedHat ディストリビューションでも見られます。

インストーラの最後の画面で「完了」ボタンをクリックすると、インストーラは製品の「バージョン情報」ページまたは製品登録ページを表示するブラウザウィンドウの起動に失敗し、コマンドプロンプトに戻ることなくハングアップしたままになります。

解決方法

インストーラを起動した端末ウィンドウで Ctrl+C を押してインストーラを終了します。そのあとで、製品の「バージョン情報」ページまたは登録ページを表示するブラウザウィンドウが起動することがあります。ブラウザウィンドウが現れない場合には、ブラウザを起動してから次の URL を入力して「バージョン情報」ページを確認してください。

file://install_dir/docs/about.html

製品を登録するインストールオプションを選択した場合には、「バージョン情報」ページ上の登録ページへのリンクをたどってください。

Linux 上のインストールラッパーで J2SE の検出およびブートストラップに問題が発生することがある。(6172980)

Linux インストーラを起動する setup 実行可能ファイルがハングすることがあります。J2SE の場所を解決してインストールウィザードを起動せずに、ラッパーがハングし、次のメッセージを返します。

Chcking available disk space....
Checking Java(TM) 2 Runtime Environment....
Extracting Java(TM) 2 Runtime Environment....
Deleting temporary files.....

この問題は Linux の一部のバージョンで見られ、特に JAVA_HOME 変数が存在する場合など環境設定に依存するようです。

解決方法

この問題を回避するには、次の手順を実行します。

ProcedureLinux 上のブートストラップの問題を回避するには

  1. シェルに応じて unset または unsetenv を実行して、JAVA_HOME 変数の設定を解除します。

  2. -javahome オプションを使用して setup を実行して、インストーラが使用する JAVA_HOME を指定します。