クラスタを作成するときに、Communications Server はハートビートポートを 1026 - 45556 の間でランダムに割り当てます。default-cluster (Communications Server のインストールが作成するデフォルトのクラスタ) では、0 - 45556 のランダムな数字が選択されます。クラスタの作成プロセスは、ハートビートポートがすでに別のサービスで使用されているかどうかを正確に検出しません。
自動クラスタ作成の設定で選択されるハートビートポートが、すでにそのポートを使用している別のサービスと競合する場合は、クラスタのハートビートポートをシステムが使用していないポートに更新します。
クラスタのハートビートポートを変更するには、次の asadmin コマンドを使用します。
asadmin set cluster-name.heartbeat-port= newportnumber
64 ビット Linux で動作している NFS サーバーで、NFS (ネットワークファイルシステム) マウント済みファイルシステム上にドメインを作成しているときに、asadmin create-domain コマンドが失敗する場合があります。
現在のところ解決策はありません。
CPU 過負荷保護が有効になっている場合に、トラフィックが非常に少ないかまったくないのに、Communications Server のインスタンスが高い CPU 使用量を示すことがあります。この問題は、JDK バグ 6693490 が原因で発生します。 このバグは JDK 6 Update 18 で解決されています。
&ProductName で JDK 6 Update 18 を使用してください。
SIP または SIPS ポートをバインドできない場合でも、Communications Server インスタンスが起動します。
サーバーインスタンスを起動する前に、ポートが開放されていることを確認します。ログファイル (server.log) で、起動時に SIP コンテナのエラーや例外が発生していないことを確認します。
––javahome オプションを使用すると、デフォルトのバージョンの代わりにインストール済みの JDK をインストールで使用できます。デフォルトでは、Communications Server は as-install/jdk の JDK バージョンを使用します。
asenv.conf ファイルの AS_JAVA 変数は、常に as-install/jdk をポイントします。別のバージョンの JDK を使用する場合は、asenv.conf ファイルを手動で更新し、AS_JAVA の値を変更します。
JVM ヒープサイズが 3.5G バイトに設定されている場合、トラフィックを受信するとインスタンスでエラーが発生し再起動します。
最大の JVM ヒープサイズが 3.0G バイト以下に設定されていることを確認します。
Solaris プラットフォームでは、Communications Server は CPU 使用状況を、利用可能なプロセッサの数とコアごとの CPU 使用状況に基づいて計算します。このとき、Communications Server は JVM が使用しているコアの数ではなく、コアの数の静的な値を使用して計算を行います。
マシンのすべてのコアが使用されていない場合は、CPU のしきい値を再計算してください。