NIS+ mail_aliases テーブルには名前が含まれていて、それによってローカルドメインにおけるシステムや個人が登録されています。sendmail プログラムは、ローカルの /etc/mail/aliases ファイルの代わりに NIS+ mail_aliases テーブルを使用して、メールアドレスを決定できます。詳しくは、aliasadm(1M) および nsswitch.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
NIS+ mail_aliases テーブルの別名は以下のフォーマットに従います。
alias: expansion [options # "comments"] |
表 2-2 に 4 つの列を記載します。
表 2-2 NIS+ 別名テーブルの列
列 |
説明 |
---|---|
alias |
別名の名前 |
expansion |
sendmail /etc/mail/aliases ファイルに現れる別名の値または別名のリスト |
options |
将来の使用のために確保 |
comments |
個々の別名に関するコメント |
NIS+ mail_aliases テーブルには、すべてのメールクライアントにエントリを含めてください。NIS+ aliases テーブルでは、aliasadm コマンドで、エントリの表示、作成、変更、および削除ができます。あるいは admintool の Database Manager を使用して、NIS+ メール別名を管理できます。
新規の NIS+ 別名テーブルを作成する場合は、エントリを作成する前にテーブルを初期設定する必要があります。テーブルが存在するときは、初期設定は不要です。NIS+ mail_aliases テーブルの作成に関しては、「NIS+ mail_aliases テーブルの個々のエントリを表示する」 を参照してください。
aliasadm コマンドを使用するには、別名テーブルを所有する NIS+ グループのメンバーか、テーブルを作成したユーザーでなければなりません。