メールシステムの管理

書き直しルールのセットのセマンティクス

図 3-2 に示すように、5 つの書き直しセットには固有のセマンティクスがあります。

図 3-2 書き直しセットのセマンティクス

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ルールセット 3 は、sendmail が名前を処理する前にでも sendmail に適用されます。ルールセット 3 は、名前を次のような基本構文の 1 つの形式に変えます。


local-part@host-domain-spec

@ が指定されていない場合は、発信者名から host-domain-spec を追加できます (C フラグが送信メールプログラムに対応してメールプログラムの定義で設定されている場合)。

ルールセット 0 は、ルールセット 3 の後で、実際に受信者を指定する名前に適用されます。ルールセット 0 では、mailerhostuser の 3 要素を決定しなければなりません。mailer は構成ファイルのメールプログラム定義で定義される必要があります。host は指定されたメールプログラムの引数展開で使用するために $h マクロに定義されます。user$u に定義されます。

ルールセット 1 は、すべての From: 受信者名に適用され、ルールセット 2 は、すべての To: 行と Cc: 行に適用されます。次に、メールプログラムの定義行 (および R=) に指定されたルールセットが適用されます。この処理は、そのメッセージがルールセット 0 によっていくつのメールプログラムに送信されるかに対応して 1 つのメッセージに対して何度も行われます。

ルールセット 4 は、メッセージのすべての名前に対し、最後に適用されます。通常、内部形式を外部形式に変換する場合に使用されます。