メールシステムの管理

エラーの処理

メールが配信できない場合は、メールプログラムで状態コードがキャッチおよびチェックされ、そして適当なエラーメッセージが必要に応じて出されます。終了コードはシステムの標準に準拠している必要があります。非標準の終了コードが使用されると、sendmail「Services unavailable」 というメッセージが送信されます。

再送のための待ち行列

メールプログラムが 「temporary failure」 終了状態を戻した場合、メッセージは待ち行列に入っています。制御ファイルは、受信者とその他各種のパラメータを記述します。この制御ファイルのフォーマットは一連の行になっていて、この各行に送信者、受信者、依頼の時刻、メッセージのその他のパラメータが記述されます。メッセージのヘッダーは制御ファイルに保存されるので、待ち行列にある対応するデータファイルは、すでに収集されていた一時ファイルにすぎません。

発信者への返却

処理中にエラーが発生すると、sendmail は再送のためメッセージを発信者に戻します。その手紙は返送されるか、または発信者のホームディレクトリにある dead.letter ファイルに書き込まれます。