pthread_attr_setschedpolicy() は、スケジューリング方針を設定します。POSIX 規格の草稿ではスケジューリング方針の属性として、SCHED_FIFO (先入れ先出し)、SCHED_RR (ラウンドロビン)、SCHED_OTHER (実装で定義) を規定しています。
SCHED_FIFO と SCHED_RR は POSIX におけるオプションであり、リアルタイム結合スレッドについてのみサポートされています
現在 pthread では、Solaris の SCHED_OTHER のデフォルト値のみがサポートされています。スケジューリングの説明については、「スケジューリング」の節を参照してください。
プロトタイプ: int pthread_attr_setschedpolicy(pthread_attr_t *tattr, int policy);
#include <pthread.h> pthread_attr_t tattr; int policy; int ret; /* スケジューリング方針を SCHED_OTHER に設定する */ ret = pthread_attr_setschedpolicy(&tattr, SCHED_OTHER);
正常終了時は 0 です。それ以外の戻り値はエラーが発生したことを示します。以下のいずれかの条件が検出されると、この関数は失敗し、対応する値を戻します。