NFS の管理

NFS サーバをリモートでチェックする方法

  1. NFS サーバで NFS サービスが実行されていることを、次のコマンドを入力することによって確認します。


    % rpcinfo -s bee|egrep 'nfs|mountd'
    100003  3,2     tcp,udp                          nfs      superuser
    100005  3,2,1   ticots,ticotsord,tcp,ticlts,udp  mountd   superuser
    デーモンが起動していなければ、「NFS サービスの再起動」 を参照してください。

  2. サーバで nfsd プロセスが応答することをチェックしてください。クライアントで以下のコマンドを入力します。


    % /usr/bin/rpcinfo -u bee nfs
    program 100003 version 2 ready and waiting
    program 100003 version 3 ready and waiting
    サーバが動作している場合、プログラムとバージョン番号が表示されます。-t オプションを使用すると、TCP 接続を検査できます。-t オプションでエラーが発生する場合は、「サーバで NFS サービスを確認する方法」 に進んでください。

  3. サーバで mountd が応答することをチェックしてください。以下のコマンドを入力します。


    % /usr/bin/rpcinfo -u bee mountd
    program 100005 version 1 ready and waiting
    program 100005 version 2 ready and waiting
    program 100005 version 3 ready and waiting

    -t オプションを使用すると、TCP 接続を検査できます。エラーになる場合は、「サーバで NFS サービスを確認する方法」 に進んでください。

  4. ローカル autofs サービスを使用していた場合は、それをチェックしてください。


    % cd /net/wasp
    

    /net/home マウントポイントのうち、適切に動作する方をチェックします。動作しない場合は、以下のコマンドをルートとしてクライアントから入力し、autofs サービスを再起動してください。


    # /etc/init.d/autofs stop
    # /etc/init.d/autofs start
    
  5. サーバのファイルシステムの共有が正常に行えることを確認します。


    % /usr/sbin/showmount -e bee
    /usr/src										eng
    /export/share/man						(everyone)
    サーバの項目とローカルマウントエントリにエラーがないことをチェックします。名前空間もチェックしてください。この例で最初のクライアントが eng ネットグループの中にない場合、/usr/src ファイルシステムはマウントできません。

    すべてのローカルファイルを調べて、マウント情報を含むエントリをすべて検査します。リストには、/etc/vfstab とすべての /etc/auto_* ファイルが含まれています。