HTTP を使う Web サイトで実現可能な機能のいくつかは、WebNFS ではサポートされていません。この違いは、NFS サーバはファイルを送るだけであるため、特別な処理はすべてクライアントで行う必要があることが原因です。ある Web サイトを WebNFS と HTTP 両方のアクセスに対応させるには、以下を考慮してください。
NFS によるブラウズでは CGI スクリプトは実行されません。したがって、CGI スクリプトを多用している Web サイトを含むファイルシステムは、NFS によるブラウズに適していない可能性があります。
ブラウザからは、形式の異なるファイルを扱うために別のビューワを起動されることがあります。NFS URL からそうしたファイルにアクセスすると、ファイル名からファイルタイプが判別できるならば外部のビューワが起動されます。ブラウザは、NFS URL が使われている場合、標準の MIME タイプで決まっているファイル名拡張子をすべて認識します。WebNFS は一部の Web ブラウザとは異なり、ファイルタイプを決定するときにファイルの内部は調べません。ファイル名拡張子だけで判断します。
NFS によるブラウズでは、サーバ側のイメージマップ (クリッカブルイメージ) は使えません。しかしクライアント側のイメージマップ (クリッカブルイメージ) は、位置とともに URL が定義されているため使えます。文書サーバからの応答は不要です。